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僕がnoteを始めたのはたしか学生の頃で、バンドのライナーノーツを書き留めておくために利用していた。それ以外にもちらほらと文章を書いてはみたものの、とくに目的も伝えたいこともない僕にはそれを習慣化することは難しかった。 まだ「すこしまえ」と言えるようなころ、僕は社会人になった。随分と放置していたnoteだったが、自己紹介文でも書き換えようかと思い、一言「挙げ句の果てに社会に出てしまった。」と書き添えた。 そう、挙げ句の果てに、僕は社会に出てしまった。 社会に出た
さまざまな事情の連なりによって、ちょっとした休暇のようなものをいただけた期間があった。根本的には自由時間というわけではないが、繁忙期と対称の位置にあるような日々である。羽を伸ばすまではいかないが、凝り固まった身体を充分に伸ばしながら勤務にあたっている。 そんな生活が続くなかで、もちろん「これでいいのだろうか」という思いが首を擡げる。 その思いは刻々と波打って、「難しく考えることはないな」と霧散させるときもあったり、「主体的にならねば」と沈み込むときもあったりする。