苦しい、でも書くことで生きてきた
今、書くことが苦しい。
でも、今までの人生ずっと、書くことに助けられて生きている。
中学の頃、学校帰りの電車で毎日ブログを更新していた。
誰にも話せない気持ちばかり抱えていたから、帰りの電車で気持ちを吐き出すことでバランスを取っていた。
高校時代、将来の夢は小説家になること。
実際に書いてみればいいのに、と周りに言われながら、結局一本も書いたことはない。
大学生の頃は、文章を書くことで初めてお金をもらった。
大学内のレポートコンクールや読書感想文コンクールで賞を取って、数万円の賞金を受け取る。
書くことが得意かもしれない、と自信がついた。少し。
その後も紆余曲折あり、去年は念願のWebライターの仕事を始めた。
なんか、思ったより楽しくなかった。
1年も経たずにライターを辞めて、全然関係ない子ども関係の仕事を始めて、どんどん文章を書くことから離れた。
頭の中にある思いも、頭の中ではスラスラ話せるのに、文章にしようとしてもうまくまとまらない。
うまく書けないし、苦しい。
でも、芸術も写真も、何かを形にして、受け取る人がいてはじめて作品になる。
文章も実際に書いて、それを読んでもらうことで初めて出来上がるのかもしれない。
それなら、私も、書かなければいけない。
書きたいという気持ちもあるけど、
と、もう一人の自分が強く訴えかけてくる。
あの頃小説を書けなかった私と、今の私は違う。
なんでも、やってみないと分からない。
今は苦しくても、とにかく書くしかない。
これからまた、定期的にエッセイを更新していきたいと思います。