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不安だけど、踏み出してみました。oViceを退職してフリーランスになりました。
こんにちは!海外や日本各地でリモートワークをしているミナイです。突然ですが、本格的にノマドワーカーを目指すため、2024年7月末にoViceを退職しました。
これまでは渡航先でのリモートワークや滞在先の様子を紹介していましたが、備忘録としてこれまでのことや今後についてまとめたいと思います。
心から「これは必要だ!」と思えるサービスに携われたoVice
oViceに業務委託として入社したのは2020年11月。その後正社員転換し、約3年半働きました。
前職はいわゆるJTCと呼ばれる大企業。「もう少し裁量をもって働きたい」と思い転職活動をしていたところ、oViceを見つけました。
私が入社した当時は社員は5人ほどで、バーチャルオフィスサービスも今ほど浸透していませんでした。ただ、コロナ禍でのリモートワークで感じた課題感を解消できるサービスだと思ったこと、そして代表を含むメンバーの考え方がいい意味でユニークで、キャラもめちゃくちゃ強烈で、「何このおもしろい会社!絶対にここがいい!!」と思ったのをはっきり覚えています。
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とはいえ、裁量をもって働ける環境にいざ入ってみると、まったく動くことができず…
「記事も書きたいし、プレスリリースも配信したいし、お客さま対応もしなくちゃいけないし…」と、全部やりたいという思いと、やるならきちんとやらないと!という謎の完璧主義のせいで、結局何もできず迷惑をかけてしまいました。
ただ、入社当時は数人しか社員がいなかったなかで、各分野のスキルを持った仲間がどんどん入社してきてくれ、そうした仲間の動きを見て「できるところからやってみよう」と思えるようになりました。とりあえず手を付けてみられるようになり、手を動かすのが少し早くなった気がしました(とはいえまだまだなのですが…)。
そんななかで、広報担当としてプレスリリースやブログの作成、導入事例記事の編集・執筆やメディア対応など、ほぼ0→1の状態から携われたのは、私にとって本当に貴重な経験になりました。
海外メンバーも多く、「なんで私は日本語を話しているんだ?」と疑問を持つまでに(笑)
oViceは全員がフルリモート。ovice上に出社すれば良いため、海外からも積極的に採用しており、約100名の社員のうち4割以上が外国籍でした。韓国やチュニジア、オーストラリアの社員が多かったですが、ほかにもイタリア人、ブルガリア人、香港人、インド人など、多種多様な国籍の人が働いていていました。英語を使って会話することもあり、いるだけで英語のリスキリングになるのではないかと思うくらい、本当に刺激的でおもしろい環境でした。
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毎日のように海外の社員と関われたことで、韓国が今まで以上に好きになり、チュニジアについて深く理解でき、オーストラリアがすごく身近に感じられました。何より、世界の優秀な人たちと勤務できたのは私にとって財産となりました。
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これまで勤めていた企業では、大体2年ほどで次のステップを考えていましたが、oViceはコロナ禍での急成長もあり、毎年のように別の企業になっていくような感じであきることがありませんでした(笑)苦しいことがありながらも楽しく続けることができ、気づいたら約3年半という、これまでの私のキャリアの中で在籍期間が最長の企業となりました。
また、海外での採用やサービス展開にも力を入れていたため、SNSではLinkedInを使うことも増えました。いろいろな情報を見たり、時に発信したりして日本以外の方とも交流する中で、「なんで私は日本語を話して、日本で生活しているんだろう」という疑問を感じるまでになりました(笑)
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フルリモート勤務だったこともあり、海外に渡航してそこからリモートワークする機会も増えました。noteでの発信をしていろいろな方からコメントをもらったり、そうした活動をきっかけに取材していただいたり、寄稿させていただく機会にも恵まれました。
社外でお仕事させていただく機会も増えたこと、サービスの方向性も変わったことで、そろそろ別の道に進もうかなと考えると同時に、本格的にデジタルノマドを目指したいとも思うようになりました。
▼取材していただいた記事(一例)
▼寄稿した記事(一例)
「踏み出せない人生に終止符を。」が響き、ノマドニアへの参加を決意
これまでずっと会社に所属してきたので、会社員をやめるのは正直本当に恐くて、不安でした。「やっぱりほかの企業に行こうかな…」と思い転職活動もしてみましたが、そんな気持ちで転職活動をしても、ずっともやもやが残り続けていました。
私自身SNSに苦手意識があったなかでも、デジタルノマドとして活躍している方々の投稿はいつもX(Twitter)で見ていました。そして、ずっと気になっていた海外ノマドを目指す人向けのワークショップ「ノマドニア」。改めてウェブサイトを見たところ、「やっぱりおもしろそうだし、行ってみたい…」という気持ちが高まりました。また、ウェブサイトの最後に書かれている「踏み出せない人生に終止符を。」という言葉が妙に響きました。
会社員をやめるという決断をするのは私にとってかなり大きかったのですが、フリーになってノマドニアに参加し、新しい道を探ってみようと思いました。
興味を持てる「職種」ではなく「動詞」を見つけるというコンセプトに共感
開催の約1か月前に無料のオンライン相談会に参加し、そのまま申し込み。割とギリギリのタイミングではありましたが、何とか選考も経て参加できることになりました。
ノマドニアは世界5か国6都市で開催されていますが、私自身これまでに唯一行ったことがない国で、多くのノマドワーカーが集まる「ジョージア」で参加することにしました。
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ノマドニアのおもしろいところは、1か月で10職種をつまみ食いするというところ。私自身、これまで広報やライターをメインに仕事してきましたが、「他の分野もやってみたい。でも自分に何があっているかはわからない」という気持ちがずっとありました。色々な職種を試し、自分の関心を確かめられる環境がノマドニアにはあると感じました。
また、例えば「Webライター」や「Webデザイナー」といった「職種」ではなく、「書く」「調べる」「構築する」といった「動詞」で自分の興味があるものを探すというコンセプトに共感しました。
会社員を辞めるのが恐くて転職活動をしていた際、唯一といってもいいほど違和感を覚えたのは、「希望職種」を聞かれたことでした。「広報とか、ライターですかね…?」と言いながらも、ずっと心の中で「そうなのか?」という思いが消えませんでした。おそらく動詞で選ぶとしたら「書く」「調べる」といったところに興味があるのだと思いますが、「職種ではなく動詞で選ぶ」というコンセプトが、合理的だけど斬新で好きになりました。
広報・ライターを中心にしつつも、今後のことはこれから決めます
「oViceを退職しました」と言ったものの、今後も広報として一部の業務を請け負う形で勤務します。ただ、これからどうするかはっきりとは決めていません。
記事を書くのが好きなので、ライターのお仕事はもう少し増やしたいですが、もしかしたらまったく別の職種にもチャレンジするかもしれません。ノマドニアにきて「楽しい!」と思えることがいくつもあったので、とりあえずやりたいことをやってみようと思います。
最近はLinkedInの求人に応募することにはまっていて、外国企業からお仕事を請け負うこともしています。給与としてもらう通貨を分散させられたらと思っているので、今までの仕事とはかけ離れた仕事をするかもしれません。
ありがたいことに、今まで一緒にお仕事をしたことのある方からお声がけいただき、ご一緒させていただいている仕事もいくつかあります。もし私にできることがあれば協力させていただきたいので、ぜひご連絡いただけるとうれしいです。あと、時間はあるので飲みに誘っていただけたらよろこびます(笑)
▼ノマドニアで、ポートフォリオサイトのデザインと実装をしました!
oViceを含め、これまでお世話になった方々、いろいろとご迷惑をおかけしたと思いますが、本当にありがとうございました。
これから私に関わってくださる皆さま、どうぞよろしくお願いします!