英検1級2次対策Tips(その3)
面接の日がやってきました。私は朝一番の回に当たりました。夜型人間なので、日曜の朝早くに見知らぬ土地に行くのはしんどいです。聞くところによれば、県外まで赴く方もいらっしゃるようで、1級会場の少なさ=ハードルの高さを改めて感じました。
当日気をつけたこと
私は一次に三回も落ちているので、二次に進めるだけでも嬉しかったのです。その気持ちを伝えたくて、挨拶の時に、すぐ
My name is XX, and I’m happy to be here!
(昔使った英語教材にもあった、万能フレーズ↓)
と言いました。フレンドリーなネイティブの試験官の方が笑ってくれて、緊張が少しほぐれました。とはいえ、緊張しいなので、頭が真っ白にならないように、待ち時間、廊下ではひたすら深呼吸したり、肩をさすったりしていましたけど。自己紹介は、オンライン英会話で何度も練習して暗記していたので、さらさらっと言えました。ネイディブの方に質問されましたが、それもさらっと(笑)かわしました。
当日気をつけていたのは、
トピックを早めに選んだら、その意図するところをしっかり把握すること
そうです、TOEICのNOT問題みたいな引っ掛けがあったらいけないので。2分間話せても、お題の読み違えをしていたら大変なんです。
最近見たこちらの動画でも言及されています。(しかし一ノ瀬先生辛いな)
(模擬試験は13分あたりから)
受験者役の方はトピックの意図するところを読み違えてしまって、他の頻出テーマに持っていってしまっています。これはとても惜しい。
例えば選んだトピックが3番なら、片手で(私の場合は左手)でカードを持ち上げ、親指をそこに挟んで話している時もすぐにそこに目が行くようにしました。
面接官の目を見るのも大事ですが、一瞬くらいなら言い淀みそうになった時に目を落とすことができます。
実際選んだトピックについては、その1でも触れたように、ナベさんのnoteをどうぞ。(1番最後の人)
一発勝負の面接試験、緊張して当然です。どんなトピックが出るのか、トピックカードを前もって知ることができれば、などとあらぬことも考えてしまいます。
そして思わぬトピックで勝負する羽目になる、これもよく聞きます。色んな意味で等身大の自分が試される気がしました。面接が楽しかった、と思ったあなたはきっと合格です。
一級合格のその後
英検一級合格後、そのまま何もしないでいると、英語力は落ちる一方です。私も合格までは必死でしたが、その後は目標を失ってしまって、これからどうしようかと思いました。
英検1級を複数回受ける(CSEスコアアップ、3回合格で奨励賞を目指す)
国連英検A級、特A級を目指す
通訳案内士試験
TOEIC LRスコアアップ
TOEIC SW 挑戦
他の言語に挑戦 (韓国語、中国語、スペイン語など)
など、人によって様々です。私は直後にTOEIC SWを受けて、その年には初めてIIBC AWARD OF EXCELLENCEを受賞しました。今後の目標は手探りですが、いつか英語を使って誰かの役に立ちたいと思っています。
勉強会のすすめ
その1の冒頭にもある通り、ナベさん繋がりで、合格の一年後の24年3月、二次試験対策をする人たちの聞き役をしました。これが良い緊張感をくれて英語学習のモチベーションになりました。その後6月にも少人数の方と共に、二次対策のグループをつくらせていただき、ZOOMを使って面接官役をさせていただいたりしました。主に過去問を使って練習していましたが、論点について、皆さん意外なご意見を聞かせてくださったり、英語以外にもためになることが多くて、視野が広がる経験でした。
ネットで繋がったとはいえ、安心できる空間でやり取りができたのも、ナベさんの元に集まる人々が皆さんとても真面目で勉強熱心な方々ばかりだったからだと思います。
このような勉強会をネットで開催されている方もちらほら見かけます。合格された方も機会があれば、ご自身やお友達とオンライン・オフライン問わず、勉強会をされてみるのをお勧めします。
“No one learns as much about a subject as one who is forced to teach it.”
人に教えることほど、勉強になることはない。
と、かのドラッカーも言っています。教え合うのは効率の面でもとても良いと感じています。
最後に
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。英検1級に限らず、目標に向かって努力するのはとても尊いことです。特にコロナ禍の時は、色んな制限で息苦しく辛い中、試験が目標を与えてくれて、合格が希望をくれました。頑張るあなたが、合格を勝ち取れますように。