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あのとき、誰かのために鳴らした鐘

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自分のなかの自分は、いつも自分の想いを伝えたいと藻掻いていた。
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2023年11月の記事一覧

Under the same sky

どんなに遠く離れていても 僕たちは 同じ空の下 流れる雲のその先で 君も見上げているだろう…

寄る辺なき道程

わたしのなかに広がる 荒涼とした砂漠 そこからは 何も生まれてこない 大きく息を吸えば 砂…

~CANTATA~

街の教会から 歌声が聞こえる 肩をすぼめたくなるような 冷たい風にのって 歌声が教えるのか…

小春日和

往く川の流れも穏やかで 腰を下ろす堤防も暖かい 向こう岸に見えるビルたちが 陽射しを跳ね返…

ひとつのリンゴ

ひとつのリンゴ あなたは たまたま持っていた果物ナイフで ほんの少し皮を剥いた 小さな短冊…

疑問

質問には答えてくれるけれど 疑問には答えてくれない 答えられないよね 僕が訊かないんだから…

開かれた扉 くぐるとき

わたしのために 開かれた扉なら 胸を張って 入っていこう 戻りたくなるかもしれないから 自分では閉めないでいこう 鍵がかかる音が聞こえたら 戻れないのだと 悟るしかないだろう この扉をくぐると決めたとき すでに 戻る気などない ここから 前に進むと決めたのだから もう 立ち止まっている必要はない ゆっくりでも 歩んでいこうと決めたのだから  『次の扉が待っている』  温かく揺らめく光の向こうから 聞こえてくる  『扉の前に立ったら、まず、ノックしなさい』  “無分別”

今 輝いている

気が遠くなるほどの時間 宇宙という空間を旅してきた 星たちの輝き わたしたちや わたしたち…

瞳、輝いて

君の瞳が輝いて 僕は時を止めた 風の音だけが響いてた 君はたしかに笑った ふたりを結ぶ糸が…

わたしのなかにいる あなた

わたしのなかにいる あなた 振り向けば いつも 笑ってる でも 声は聞こえない わたしのな…

ふたりが向かう場所

何もかも違っていた 君と僕 最初からわかっていたし それが嫌だと思ったことはなかった 僕は…