自分軸をもって人と繋がる
『自分軸』
もっていたはずなのに…人と繋がろうとすると、自分軸がすっぽり抜けてしまっていたことに気付いたのはつい最近のこと。
このことに気付かせてくれたのはカウンセリングの場だった。
家族をもってから、特に娘という存在ができてからは、自分のことなんていつも後回しの生活だった。
当たり前といえば当たり前のこと。そうやって生活している人なんてたくさんいる。
わたしは完璧主義なところがある。真面目で責任感が強いと言われることも多い。人に頼るのが苦手で、自分で抱え込んでしまう。
「メンタルを病みやすい人の特徴」そのものだった。
ただ、こうやって客観的に自分のことを考えることなんて今までそうなかった。毎日余裕なく、仕事人として家庭人として過ごしてきた。ストレスとの付き合い方がとにかく下手なのだ。
何年もの時間をかけて蓄積してきたものは大きかった。
これが精神疾患を発症した原因の一つだ。
カウンセリングを受けながら過去を振り返っていくと、自分の生きづらさが表面化され、見て見ぬふりはもう出来なかった。
生きづらさの根底にあるものにも目を向けないといけない。
今後時間をかけながら紐解くことにはなるが、幼少期や思春期の影響を受けていることにも気付いている。
自分のことを可哀想なやつとは思っていない。
今まで嫌な思いも苦しく辛い経験もしてきたが、それは全部過去のこと。
今こうして、人生のお休みをもらえたことで、自分を見つめ直す機会をもらえたのだから。わたしは感謝している。
このタイミングが遅かったとしても、残りの人生を楽しく過ごせる可能性があるならそれでいい。
綺麗ごとに聞こえたとしても、これが今思っていること。
カウンセラーにも話したことだ。
気持ちは前を向いている。
ただ、自分軸をブレさせない生き方はなかなか難しいのだ。
習慣化には時間がかかるため、最近は意識して過ごしている。
『自分のための時間の使い方』を。
先日、人と過ごす予定があり外出した日の夜に、疲労感があったが時間をつくってストレッチと軽い筋トレをした。すると、不思議と変な疲労感がスーッと抜けていく感覚に気付いたのだ。正直、疲れているから「面倒くさい」と思う。でも、やった後のこの感覚は今まで感じたことがないものだった。
この感覚が「自分軸に戻った瞬間」であることを、後のカウンセリングで教えてもらうことになる。
↑この記事の中で、この夏以降「人に会うこと」のハードルが高くなったと書いた。
その理由は…
人に会うことで自分軸がズレるから。または、自分軸が完全になくなってしまうからだ。
病気を発症した当初、「人に会うとすぐに疲れる。その後体調を崩したり寝込むことが多い」と、何度も診察やカウンセリングで話していた。
その時はその理由に気付いていなかったため、人に会うことを避けるようになっていた。
でも今はその理由がわかり、対処法を身につけつつある。
自分軸がズレたことに気付いたら、自分の時間をもって(好きな場所に行く、リラックスできることをするなど)自分軸を戻してからその日を終えること。体調と相談しながら、無理なく実践している。
今まで仕事に子育てにすごく多忙なのに、とてもイキイキしている友人が不思議でたまらなかった。今ではその理由もわかる。自分の好きなことを諦めずに上手にやっていたからだ。自分軸がズレない生活。息の抜き方をちゃんと知っている人。
もちろん、誰もがそれを出来る環境とはいえない。
家族の理解や協力も必要だし、好きなことを好きなだけするためには正直お金も必要だ。
ただ、それを言い出したらきりがないため、わたしは今の生活の中でできることに目を向けていこうと思う。
人と比べない、完璧であろうとしない
これもわたしには必要な生き方だから。