たくさんの企業さんと接点を持つ中で考えること
この記事は、「就活生の皆さんに届けばいいな」と思いながら書いています。
とのことだったので、就活生の1人である私に届いたよ、もっと多くの就活生に読んでほしいなぁ、ということで せっかくだから思ったことを書き残しておこうと思う。
noteを書かれた風早様はDeNAで採用責任者をなされているとのこと。
ではここから内容に触れていく。
採用担当者との出会いが学生にとってどんな体験であるべきか?会社のことを話すだけでなく、本当にその学生にとって良い人生の選択はなんなのかを一緒に考え、向き合えるか?
ここまで考えてくださっている会社さんはそんなに多くないのでは?と個人的には思うのだけれど、実際のところどうなのだろう。
「自分の会社に合うか合わないか見定めること」のためだけに面接があるのではなく、「学生のキャリアの選択肢の1つとしてうちの会社は合うのかな?」くらいの「対等で、本音で」話し合える面接の場があれば良いなぁと思う。
そして学生は「選ばれる」だけではなくて、「自分でも(会社を)選んでやるんだ」ってくらい力を入れることが必要な気がしている。
面接に落ちる=自分を否定された気分になる
これが、私が思う「世の中から無くなってほしい考え」だ。自分を否定されたわけではなくて、「自分には合わなかった」って捉えられると良いよね。
さらに良いのは、その「面接」という場を通して、社会人の方と出会ってお話をすることによって、自分のキャリアの選択肢が広がったり、自分のやりたいことがさらに言語化できるようになったり......そんな出会いがあると良いよね。
noteに書かれているDeNAさんの考え方はとても素敵だし、学生にとってこういう企業の存在は本当にありがたい。何より、1つ1つのデザインに込められた意味がとても素敵。「採用」に真剣に向き合ってくれている会社さんはつまり、「学生"1人1人"」と、真剣に向き合ってくれる会社さんのはずである。
だから自分と向き合ってくれた方の存在に感謝して、そこから学びを得て、自分の心の声にさらに耳を研ぎ澄ませていかなければならないなぁ、と思うのだ。
noteの中で挙げられている「我々が大切にしたい約束事」の中に、このような言葉があった。
#2.学生の人生にコミットする
人生にコミットというと大げさに聞こえますが、人生における大きな意思決定に関与することは事実なので、そういう気概で向き合おうという想いが込められています。
「転職前提の就活が当たり前」みたいな流れも感じているけれど、それでもやっぱり新卒で入れる会社は1社だけ。だからとことん「就職活動」と向き合って、自分の意思で1つの大きな選択をするのは本当に大切なこと。
だからこそ就活生1人1人に正面から向き合ってくださる人事の方が増えたら嬉しいなぁ、と思う。人事の方は本当に何千人の学生と出会うわけだから、ほとんどの学生のことは忘れてしまうとは思う。
でも学生にとってはそうではない。受かった会社も、ダメだった会社も、自分の話を聴いてくれた人のことはやっぱり覚えている。
「〜って会社の〇〇さんは、私の〜〜〜な良いところを見つけてくれた」、「〇〇さんは、私の人生の軸を〜〜というふうに見つけてくれて、新しい自分に気づけた」、「〇〇さんは、うちの会社のこういうところがあなたに合うと思うので、その強みは〜〜という形で活かせると思うよ、と教えてくれた」、(逆に)「〇〇さんはうちの会社と〜〜という面でマッチしないかもしれないから、もっと〜〜の会社でならその強みを活かせると思う、〇〇さんの良いところがたくさんわかったからこそ、あなたに合う〜〜な環境で働いていってほしい」、とか。
そんなエピソードが、結果に関わらず自分の(学生の)心の中に残ったら良いなぁ、という風に思っている。
企業さんが「その企業らしい」採用活動をされている中で、私自身も「私らしい」就職活動をしていきたい。面接は選ばれる場でも選ぶ場でもある。
でもそれ以上に、新たな人との出会い、視野が広がるきっかけ、キャリアについて考えるきっかけ.....そんな場所になってほしい。そんな場所にしたい。
だから私は質問することがある。「御社で働いている社員さんにしか分からない、『内側から見た魅力』はございますか」、「御社らしい人、とはどんな人ですか」。
私は、"私らしい就職活動"を模索する中で、「わたしらしく働く」ことに意義を見出せるようにしたい。そこに価値を見出せるようにしたい。
「就活、楽しみたい!」と、声を大にして叫びたい。