家事とは、お金とは、生きるとは
おもしろい本を読みました。
最後まで、そうそう、そうそう😝とうなずきながら読みました。
モノを持つこと
お金を稼いで「買い物」をすることにエネルギーを費やしていること
一方で、家事をおろそかにしたり、人や機械に任せたり、
「お母さん」「主婦」一人にさせて自分の尻を自分で拭かずに生きていること、
そんなこと全てが、将来への不安を生んでいるのだということ。
そういうことに気づいて、断捨離をしたり、ミニマリストをめざしたりするのですが、ただモノを減らすだけでは仕方がなくて、「どう生きるのか」
「自分の人生にどう責任を持って最期まで生き抜くのか」ということとも直結しているということに気づいていただろうか?
私は会社を辞めて、それまで放置していた庭の手入れに勤しむようになって、造園会社の庭の手入れのお手伝いに行くようになった。
連れて行ってもらうお庭は、お金持ちの邸宅の素晴らしい庭ばかり。
最初は、外からはうかがい知れぬ高い塀の向こうの素敵な庭に入れることでウキウキしていたが、段々、?と疑問符が浮かんでくることも多くなった。
私たちが前庭の手入れをしていると、その間に、お掃除の業者が来て、1,2時間お掃除をして帰って行く、そのほかにもいろんな業者が呼ばれて、なんらかの作業をして帰って行く。
みんな、お仕事をもらえているからいいのだけれど、このお家の方々は、じゃあ、何しているんだろう?お金の心配もなさそうな高価な車が止まった車庫もあるお宅のシニアのご夫婦。こんなに大きなお家で、庭は庭師にお任せ。家事も業者にお任せ。
なんでもお金を払ってやってもらうのかな。
退職する前は、そんな暮らしに大いに憧れていた。
「もう家事はしたくない!」「主婦退職宣言」を高らかに語っていた私。
でも、いざ時間ができると、モノが多すぎることが実はすごいストレスだと気づき始め、自分の手の届かない何かがある家に住むことへの負担を感じ始めた。
毎日、庭仕事をして、洗濯や掃除も前よりマメにするようになり、服や本から手を付けてモノを減らしていくと、家事をきちんとすること、毎日の暮らしを自分できちんとできることは、想像もしていなかった「良い気分」「癒し」につながることに気づいた。理由の分からない「焦燥感」「罪悪感」から解放された。
自分の生活や、自分の暮らす場所が自分の手に負えると思えること。
これがすごく大事なことなのだなと思う。
人生100年と言われる時代の残りの人生において、何を大事にして生きて行けば、老いへの不安やお金の不安が減るのか、すごーくわかりやすく、軽快な文章で書かれています。
稲垣さんは著書の中で「こんまりさん」の片付けの本からちょこちょこと抜粋されていますが、その中に
本当の人生か~
おもしろいもので、世間の経済活動から外れてみると、なんであんなにいろんなモノがほしかったのかな????と分からなくなります。
それを追い続けていた人生は、なんだったのかなと。人生半ばで気づけて良かった。
お金は大好きだし、旅に出たいし、いろんなチャレンジのためにお金が必要なことはありますが、お金がなければ、、、という、頭の中の初期設定が外れたのが、最高です🌟
私が好きな本で、お金について書いた本⇩
この本について書かれたnoteの記事⇩
私は2巻があるのを知らなかったので、すぐ買って読んで、子どもたちにも回して読ませてあげようと思います♪