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仲間の成功を目撃して、嬉しさと楽しさで心が震えた日。その2

つづきを書きます。

ワタシが鑑賞したのは、行田市制75周年記念事業のひとつである、オリジナル朗読劇「あっぱれ!」でした。
ワタシタチの隣に座った方は、なんと

行田市の市長さん。
ともに拍手し、笑い、共感をしてらっしゃる姿が、すごく親しみを感じられる方でした。
しかも終演後、お土産を買いたいって喋ってるワタシタチの話が聞こえたのか、行田市商工センターの1階に「ぶらっとぎょうだ」っていうスペースがありますよ声をかけてくださったりして、ワタシったら一方的にファンになって帰ってきました。選挙権なくて残念だ……

ここまでの道案内してくれた人たちも優しいし、お蕎麦屋さんも優しいし、市長さんまで優しくて、もう行田ってどんだけ優しいの? って思いました。

さて朗読劇のほうはっていうと……

Yahoo!ニュースにも取り上げられているほど、注目されていて、市民参加を含めたプロ集団による素晴らしい舞台でした。

あまりに素晴らしいご当地ドラマだったので、これから行田市の学園祭や学芸会などで、大事に上演されていくのではないだろうか、と思いながら拍手喝采しました。

で、その演者たちはプロ集団だったわけですが、

なんと、甲冑隊がいる町であった……
す、すごくない?

ワタシが生まれ育った町・八王子にも城址がいくつもあります。
忍城と同時期に、北条氏の傘下だった八王子城址もあるしね。
でもたぶん、甲冑隊はない……なかなかないよね?

甲冑隊の人達は、地元の有名人のようでした。
じっさい、今回の作家の中野優子さんは、この中の野原のぼさんという方にむけて「アテガキ」といって、その人をイメージして書くという書き方で書いたそうです。すごいよね。あてがきできるほどキャラを理解してるわけで、それだけ有名人ってことですよ。甲冑隊……


ワタシ、行田市の郷土愛のスタイルがとってもいいなぁって思ったんです。

ワタシは、地元あるあるとか言語化する時、どこか自虐が入ります。
持ち上げてから落とすか、落として笑いを取ってからちょっと救うか。
いずれにしても、イジるって感覚が強め。
東京だけど田舎な八王子。とか、東京だけど地方都市みたいなイジリかたで。八王子出身の芸能人たちの扱いもそんなノリだしね。

なんだけど、行田で出会った郷土愛の形が、なんといいましょうか……

まるい。

行田っていう漢字はなんだか四角く角ばった文字だけどw
人とか気持ちがまるい。

不要な謙遜も、無駄な自虐も、余計な自意識過剰もない、等身大の町ってかんじ?
駅前だけしか歩いてないけれど、農村でも漁村でも酪農や商業の町ではなく、「産業」を活かしてきた町ってなんか特徴があるのかしら? と思ったのでした。
気軽に朗読劇を見に行っただけなんですが、
なんだかとっても温かい気持ちに包まれて帰宅。

そして、自分の中に息づいている郷土愛や、郷土意識を再確認するきっかけになったのでした。

もしかして故郷に卑屈な想いを抱いていないか。
恥じていないか?
批判していないか?
否定していないか?
逆に過信しすぎてないか?

足元を平らにしてから見える風景は、いつもより柔らかい色合いに映っている気がします。

等身大で生きていく。
いまワタシが一番大事にしていることを再確認させてもらえたようです。
友だちの活躍は、刺激になったりやる気スイッチになるかと思いきや、ただひたすらに、楽しくて、嬉しくて、まあるいキモチがお土産になったのでした。
ありがとう!!

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