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私の好きなピリカ文庫3選!
*今回は「すまスパ」の企画「私の好きなピリカ文庫をあなたへ~マイピリ」への参加記事です。
「ピリカ文庫」は今までに80題、162作品が投稿されているとのこと。
今回、マイピリ記事を書くにあたって一覧表から改めて皆さんの作品を拝読したのですが、
もうね、面白い作品が多すぎて!
全部ここに載せたいくらいなのですが、それだとマイピリにならずに一覧表になっちゃうと思いまして、
しぼりにしぼって、
「私の心が震えた3作品」をご紹介したいと思います!
まず1作品目は、
くまさんの
『しゃれこうべは生意気な口をたたいて朽ちた』です。
実は私もくまさんと一緒にこの作品のお題である「骨」で小説を書いたのですが、
初めて読んだときの衝撃たるや!
もう本当に
「ああ、私もこういうふうに書きたい。格好いい。こういう小説を書ける人になりたい」と強く思いました。
表現がおしゃれで、情景が浮かんできて、
セクシーな描写もどこか爽やかで美しい。
ピンクの髪色にパルプフィクションの黒のTシャツの主人公カナちゃん。勝手に(Tシャツはヴィレッジヴァンガードとかで買ったのかもな)と思ったりして、読みながら想像していくということがこんなに楽しい小説はなかなかないなぁとうっとりしました。
事前にくまさんと話し合ったわけではないのに、
「骨」のお題で、
二人とも話の中の重要な要素として「食べる」を入れていたことにも驚きまして、
好きすぎて、私これまでにこの作品を10回くらい読んでいます。
ラブ!!!
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2作品目は豆島圭さんの
『2枚目のメッセージ』です。
いやぁ、もうですね、
「noteで無料で小説が読める贅沢」というやつですよ!
この作品は8700文字あるらしいのですが、ぐいぐい引き込まれてあっという間に読み終わります。
あっという間ではあるのですが、しっかりドラマがあって、
読み応えがものすごくあるのです。それでいてホッコリもさせてもらえるというすごさ。
(豆島さんが書かれる警察小説って面白いなぁ)と感動しながら読んでいる途中で気づきました。
この「2枚目のメッセージ」は、
創作大賞2024ミステリー部門応募作
『残夢』のスピンオフ作品です。(同じ警察署の皆さんが登場します)
残夢ファンの私にはたまらない作品でした!
残夢をまた一から読みたくなってる自分と今必死に戦っております。
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3作品目はあやしもさんの
『レモン』です。
この作品が出たあとに
noteで「あやしもさんのレモンを考察する」といった流れがありましたよね。
皆さんがそれぞれ深く考えられていて。その記事を読むのもまた楽しかったんです。
「あいつが悪いと思う」「私はこう思う」
って、こんなにも皆の心に残って考えを巡らせることができる、自分ごとのように思える作品というのはすごいなぁと。
キャラクター設定からなにからすべて、心を鷲掴みにされました!
最初に拝読した時の感動とはまた別の、
じわじわとそのすごさを感じられた作品でした。
私は昨年末にTVerでドラマ『カルテット』を一気見したんですけど、
ドラマを見ている間中、
(ふふふ。レモンをかけるかけないで喧嘩してる。あやしもさんのレモンをまた読みたくなってきたぞ!)と、頭の中がレモンでいっぱいの年末でした。
人の心に残っていく、
その作品きっかけで何かを思ったり考えたり。
そんな「影響力」がこの『レモン』にはあるんですよね。
そんな作品を書けるってすごい。
すごいし、ただただ私には眩しくて、やっぱり羨ましいです。
「心震えた3作品」を「マイピリ」として紹介させていただいたつもりだったのですが、
心が震えたのはもちろんこと、
根底には、この3作品すべてに
「羨ましい!私もこういう小説を書きたい!」という、憧れや羨望の気持ちがありました。
じゃあ、もう、
「羨ましい3選」です。
今回マイピリを書いて、
「私も頑張らなきゃ!」という気持ちにさせられました!
素敵な企画をありがとうございました。
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