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家にあるものだけで、ものづくり

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椿油、染め物、黒蜜、ケズリバナなど、家にあるものでチャレンジしたものづくりのまとめ。
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#アイヌ

ケズリバナ

小正月に五穀豊穣を願ってつくられるケズリバナ。 埼玉県唯一の村、東秩父村ではいまでもこの風習が生きています。 一本の枝を何度も削ってできています。 いろんな人に聞きながら少しずつ、つくれるようになりました。 東秩父村ではお蚕さまの足の本数と同じ16段のケズリバナをつくります アイヌではケズリバナと似たようなものがイナウと呼ばれつくられていると聞きました。 また、群馬県でもつくられていたそうです。 ケズリバナについてまだまだ分からないことがたくさんあり、もしこれを見

ケズリバナのつくりかた

ケズリバナは作物の豊かな実りを願い小正月につくられるモノツクリです。 作ったものは神棚や家の門口など様々な場所に飾っていたそうです。 ミズキを削ったもの まだまだ不恰好ですが、簡単に作り方を紹介したいと思います。 材料はニワトコやミズキ、オッカド(ヌルデ)などの、節の少ない木を削って作ります。 右がニワトコで2メートル近くあります。左はミズキ ハナカキと呼ばれるケズリバナ専用の小刀を使い、表面の皮を剥いでいきます。 表面が削り終えたら、木を回しながら少しずつ削って