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20代ミニマリストが目指す暮らしー精神的・経済的自由に暮らしたいー
「やりたいことがない」「自分らしさってなんだろう」
10代から20代前半、たくさんのものに溢れていた時、自分に自信が持てず、いつも漠然とした不安がありました。
友だちの雰囲気に合わせて買った服。
SNSでキラキラしている自分を見せたくて背伸びして撮った写真。
明け方まで無理して飲んで体調を崩した飲み会。
ミニマリズムに出会い、自分にとって必要なものが分かった今、それは必要なかったもの、むしろない方がよかったものと気付きました。
「ものは多い方が幸せ!」と感じていましたが、ものを減らして大切なものに囲まれた空間で過ごすことで、自分にとって本当に大切なことはなにかが明確になってきました。
今回はそんな20代ミニマリストの私が目指す人生のかたちをご紹介したいと思います。
こんな方におすすめ
・色々なことに追われる日々を過ごしている
・なにかしなきゃ、と焦る気持ちがある
・将来に漠然と不安を感じている
・精神的・経済的自由な暮らしに興味がある
ミニマリズムとは
完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイルのこと
ガランとした少ないものの部屋で暮らす、それがミニマリストというイメージを持つ方も多いかもしれません。でも、ミニマリズムは本質的な意味で「自分にとって心地よい価値観」を大切にできる生き方であると感じています。
「自分によって心地よい価値観」ーそれは、人それぞれ異なります。
自分にとって最小限の必要なものを持っていること
人間関係を厳選し、心穏やかに暮らすこと
今もっているものを使えなくなるまで大切に使うこと
大好きな植物に囲まれて癒しの空間で暮らすこと
「自分の大切にしたい価値観」を持ち、その中で「人を大切にしたい」「音楽が好き」「服が好き」などそれぞれの個性が合わさって、「その人なりのミニマリズム」が生まれていきます。
たくさんあるものの中から選び抜いた、とっておきの価値観。そこから知らなかった自分の意外な一面が見えてくる。厳選することによって、むしろ暮らしや自分がアップデートされていく、ミニマリズムの暮らしはそんな面白さがあると感じています。
理想のミニマリズム
私にとって理想のミニマリズムは「お気に入りに囲まれながら、心穏やかに、自由に暮らすこと」です。
私はやんちゃな兄弟に挟まれた真ん中っ子で、どちらかというと周りの人の気持ちを敏感に察知するタイプの性格でした。
それゆえに実際起きていないことを先読みして心配することが多く、「心穏やか」とはかけ離れていました。大人数でいるとそれが何百倍にもなって疲れ果ててしまうことが多かったです。
でも、友だちは多い方がいいからと、学生時代は別な学校の人とSNSで繋がって遊んでみたり、無理して相手に合わせてみたり。その結果、いつもと違う性格になっている自分に気付き、「本当の私ってどこにいるんだろう」と虚無感に襲われる日々でした。
けれど、たくさんのものを手放し「どうして手放すことになったんだろう」と繰り返し問いかけていくことで、なぜ合わないのかが明確になりました。
友だちの雰囲気に合わせて買った服は、本当は欲しくないものだった。
SNSでキラキラしている自分を見せたくて背伸びして撮った写真は、本当の自分じゃないと息苦しさを感じていた。
明け方まで無理して飲んだ飲み会は、体調が悪くなり気力もすっからかんで後悔した。
相手に合わせすぎること、見栄で行動すること、自分に合わない人と過ごすこと、そのどれもが自分の性格には合っていなかったのです。
それに気づいてから無理に人と関わるのはやめ、「価値観があうなぁ」と感じる人と過ごす時間を大切にすることにシフトしていきました。
自分に合わない価値観、場所、関わり、ものを手放すと、開いたところに新しいものがはいってくる!
私のミニマリズムは、そんな経験から「お気に入りに囲まれながら、心穏やかに、自由に暮らすこと」を理想としています。
人生の最大目標は「自由」であること
私の目指す自由は2つに分かれています。
・精神的自由
・経済的自由
自分なりに見つけたどうなったら「自由」と言えるのかという基準と、目標に近づくための方法をご紹介します。
「自由になりたい気持ちはある‥でも、何をしたらいいのかわからない!」と感じている方の参考になれば嬉しいです。
精神的自由とは
・心が何ものにも乱されずに、安らかな状態のこと
・自分の感情を、自分でコントールできる状態のこと
禅の本に書いてある、このような一説に心打たれました。
「心が何ものにも乱されずに安らかである状態。つまりそれが安心(あんじん)である」
人との関わり、ライフワーク、世界情勢、お金‥ありとあらゆるものが変化していきます。でも、その中でも自分の感情をコントールして前進していける、そんな風になれることが精神的な自由に繋がると感じています。
目標に近づくためのアクションプラン
①自分の気持ちを大切にする!
心が「むりっぽい!」と言っていることはどんどんやめて、自分の心が落ち着けることをやっていきたいと思っています。
面倒なことをやらないということではなく、「自分らしくないことをやめる」というイメージです。
<自分らしくないことの一例>
・本当は苦手なしごとなのに、周りの期待に応えようとして無理して続ける
・本当は苦手なタイプだけれど、友だちの友だちだから仲良くする
・興味がないけれど、取っておいた方がいいと言われている資格勉強をする
自分の気持ちを分かってあげられるのは自分だけです。
心の中にもう一人の自分がいるイメージを持ってみて、自分会議。
「本当はやりたくない!」と感じているものに対して、もう一人の自分に「どうしてやりたくないかな?」「自分らしいかな?」「思い切ってやめてみる?!」など問いかけて、自分の気持ちがどんな状態かを感じながら暮らしていきたいと思っています。
②感情コントロールの術を学び続ける!
怒りや悲しみ、絶望感を感じたときに「もうどうにでもなれ!」と思うことが多かった多感な10代。気持ちが荒れた時に起こした行動は大抵、「なんであんなことをしちゃったんだろう‥」の後悔でした。
周りから大きな感情の波を受けても「自分は自分」と思えるよう、本や動画で体系的に「感情」や「思考方」について学んでいます。
不安の要因はノルアドレナリンの分泌による。
これが分泌されると脳が研ぎ澄まされ、集中力が高まり、どうすればよいのか一瞬で判断できるようになる。
そのため、今感じている不安に対処しようと「なにかしないと」という気持ちが起こり、行動できないことでさらに不安が増す。
解決方法は簡単で、なにか行動すれば不安が軽くなる。
人間の脳や体の仕組みを知ることで、「なぜこの感情が起こるのか」が分かるようになり、どのように対処すればいいか客観的に考えるきっかけになります。
また、「心の処方箋」を作るのも効果的だと思っています。
・〇〇していると気持ちがもやもやしてきたから、やめた方がいいかも!
・自身がなくなった時、〇〇のアニソンを聞いたら元気になった!
・落ち込んでいても、ものの整理をしたら自分らしさが戻ってきた!
周りの波風に左右されず、自分の感情を自分でコントロールできる練習をすることで、自分の考える「精神的自由」に近づいていきたいと思います。
経済的自由とは
・これから必要な大きなお金がどれ位か分かっている状態のこと
「月々の固定費に突然の出費‥赤字ではないけれど、これからの将来、常にお金の不安がある‥」
そんな風に悶々と感じていた不安は「実際に必要なお金が明確になっていなかったから」でした。
それに気づいてから、行動できるレベルまで目標を細分化していくと「こうするといいかも!」という道筋が見えてきました。先の見えない不安を手放し、着実に目標を達成していくことが経済的な自由に繋がると考えています。
目標に近づくためのアクションプラン
①色々なパターンで必要なお金を考える!
まずはお金のパターンを3つに分けて考え、どれくらい必要か現実的に金額を考えることにしました。
毎月かかるお金
数年以内に確実に必要なお金
老後資金
1 毎月かかるお金(現実的に必要な金額)
家賃・水道光熱費・食費・火災保険・サブスク・娯楽費・大切な人のために使うお金
→月 約8万円(固定費はパートナーと折半・財布は別管理)
→大きな出費がない限り、年間96万円あれば生活はしていけそうです。
2 数年以内に確実に必要なお金(現実的に必要な金額)
・家具、家電:45万円
→長年使えるものが多いですが、故障したときには痛い出費になりそうなものをリストアップし、必要な額を出しました。
・子どもにかかるお金(出産・教育費):1000万円
→子育てに向けて、小学校~高校は公立バージョンで算出しています。(養育費やおこづかいは月々のお金から出す予定のため含めませんでした)
ある程度貯まったら、現金分は多めに確保しつつ、積み立てNISAでも運用していこうと考えています。
3 老後資金(現実的に必要な金額)
・現金保有:300~500万(家具・家電、教育費を除く)
・株式保有:1000万
→老後資金については、まだ漠然としていてどのくらい必要か分からないところが多いですが、この金額を1つの目標としてみます。
今後 物価高や増税などにより、想定よりもお金が必要になる場合もあるので、その時々に合わせて見直しつつ貯金していきたいと思います。
②行動できるレベルまで目標を細分化する!
1 毎月かかるお金(貯めるための行動)
<家計簿の活用で支出を見える化する!>
・自分にとって価値を感じる出費だったか、毎月振り返りをする
・価値を感じなかった出費は減らす・なくす方法を考える
・ポイントやクーポンなどで、なるべくお得な買い物ができるよう意識する
\デジタル家計簿を使って支出管理をしています/
2 数年以内に確実に必要なお金(貯めるための行動)
<年間単位で考えてから、月の貯蓄額を割り出す>
・いつまでに貯めたいかを明確にする:2年以内に45万円
・年間の必要額を出す :1年あたり22.5万円
・月の必要額を出す :1カ月あたり約2万円
→大きな目標金額、達成までの道のりが長くて挫折することが多かったのですが、月々に均してみたら「意外と貯められるかも?!」と前向きになれました。
\年間単位で考える節約方法も紹介しています/
3 老後資金(貯めるための行動)
<無理のない範囲で続けていく>
・株式保有:
→保有している株式の過去の平均リターンを少なめに見積もりつつ、70歳くらいに目標達成できるイメージで購入していく(細く長く続ける!)
・現金保有:
→家具・家電、教育費(5割ほど)が貯まったら、株式運用と並行して貯めていく
さいごに
今回は「ミニマリストの私が目指す暮らし」をご紹介しました。
目標を達成するためのアクションプランも考え、実際に行動することで、確実に目標に近づいていくことができます。
小さな目標を1つ1つ達成できるように、定期的に目標を振り返っていきたいと思います!
「将来に不安がある」「自分のやりたいことが分からない」と悩む方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
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