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【本紹介】仕事も人間関係もうまくいく 放っておく力ー精神的自由になりたい人におすすめの1冊ー


月に平均10冊以上の本を読む筆者が「身軽に暮らしたい方」へのおすすめの本を紹介します。

本を読んだなかで、学んだことや「やってみたい!」と感じたことを、1つでも行動に移すことで、確実に自分の世界が広がっていきます。

こちらの本を読むことで得られることと、行動に移したい内容もあわせてご紹介します。


仕事も人間関係もうまくいく 放っておく力

もっと「ドライ」でいい、99の理由

著者   枡野 俊明(ますの しゅんみょう)
発行日  2021年6月5日

こんな方におすすめ!

・人間関係に悩んでいる
・自分に自信が持てない
・人のことが気になってしまう
・一生懸命やっているはずなのに空回りに感じる

どんな内容がかいてある?

忙しなく過ぎていく日々、心が晴れ晴れしない日、周りの目が気になってしまう日。

お寺の住職である枡野さんが、そんな日々でも生きやすいヒントを分かりやすく5つのテーマに沿って紹介してくれる1冊です。

  1. むやみに「関わらない」

  2. いちいち「気にしない」

  3. やたらに「反応しない」

  4. むだに「疲れない」

  5. むりに「白黒つけない」

見開きで1つのテーマに沿って書いてあるので、時間がない中でも効率よく読み進められるところがおすすめです。

目の前のことに集中することで、「今」を生きることに繋がると著者は語ります。

自分らしく心地よく暮らすヒントがたくさん載っていて、簡単に実践できる内容が多い印象でした。


この本を読むことで分かること

流れに身を任せると、うまくいく

人やものとの出会い、今のやっていることやしごと、全てが「縁もの」で、「ご縁に導かれて行動する」ことで人生がうまくいくようにできているのです。

自分にとって苦手な環境、自分にはレベルが高すぎると痛感したお仕事など、心のどこかで「自分には合っていない」と叫んでいたことがたくさんありました。

そこで距離を置くことにしたり、その環境から離れてしまったことに、少なからず「これでよかったのかな?」と思うときがあります。

でも、著書でいうと、その環境や仕事は「単にご縁がなかった」ということ。

そう思うと、「本当によかったのかな」と感じていた後ろめたさがすーっと軽くなりました。

自分にとって「その時の最善の決断」をしたと思えるのであれば、「後ろめたさ」や「思い悩む」という重荷は手放してよいのだと感じました。



自分が「今」できることを考える大切さ

即今、当所、自己(そっこん、とうしょ、じこ)は、
「いま、この場で、自分がやるべきことをやりなさい」という禅語です。

私たちは「今この場」にしかいることはできないし、他の誰でもなく「自分」だけが目の前のやるべきことをできるということ。

同じような日常を送っていると感じても、「今」の自分は「ここにしかいない」ということに気付いた瞬間、一瞬一瞬を大切に生きようと感じました。

1秒前の自分はもう過去になる。時間を戻すことはできない。

だからこそ「今、本当にやりたいことはなにか」と問いかけながら、今の自分にできることをやっていきたいと感じました。


人生には「幸も不幸もない」

始まりがあれば、終わらないことはない。
幸も不幸もなく、なにが起きても、あるがままに受け入れる。
そうすれば、心穏やかに過ごしていける。

うまくいかないと自暴自棄になっているとき、「幸せ」から遠ざかっている気がしていました。

でも、「幸せも不幸せもない、ただ目の前でおきている出来事なんだ」と思うと心が楽になりました。

自分自身やものごとに対して、「こうあるべき」という考え方が根本にあったことで、がんじがらめになっていたように思います。

心がくるしいと感じる時には、「今はこういう気持ちなんだね」と、起こっていることをありのままで受け入れていきたいです。


本当に大切なものは「目に見えない」

人は「本来無一物」
人はわが身一つで生まれてきて、わが身一つで死んでいくのです。

学生の頃は、たくさんのものを持っている人が幸せだと思っていました。

しかし、見栄のためだったり、本当は必要がないものも買っていたからか、満足感のあるお金の使い方が出来ているとは言えませんでした。

本書を読んで、「持っていけるものは、ものではなく記憶だけ」と気付き、本当に必要なものは「自分の経験や記憶なんだ」と実感できるようになりました。

  • 誰かのために何かをすること

  • 周りにいい影響を与えられる行動をすること

表面上な意味ではなく、「本当の意味でなにが生きる上で大切か」を自分に問いかけ続けていきたいです。


この本を読んで行動に移したいと思った内容

二元論で考えるのをやめてみる

白黒思考、0か100か、という究極論で身も心も縛られることが多かった日々。

「幸も不幸もない」という言葉とおなじように、あるがままを受け入れていけたらいいなと思います。

二元論から、「こうでもいいかなぁ」「自分もそういうときあるもんなぁ」と、まったりゆったり思考論を自分なりに提唱していきたいです!


期待に応えない

周りの変化に敏感に反応しやすいこともあり、「こうしてほしい」という要望や気持ちに気付くことがあります。

喜んでもらうのはとても嬉しいので、もちろんできる限りは力を尽くしますが、しごとなどで期待されているとプレッシャーを大きく感じてしまいます。

なので、あまり考えすぎず、目の前のことに集中してやりきること、自分なりに満足出来たらそれでOK!と考えることを大切にしたいです。


スピードを落とす

そんなに急いでどこにいく?

本書の言葉を見たとき、日々の忙しさに焦っている自分の存在に気付きました。

電車を降りる時には「お先にどうぞ」、パートナーに元気がない時には「なにかあった?」と、忙しいときこそ気を配る。

忙しいとなかなか難しいかもしれませんが、ふと立ち止まって周りに目を向けてみると、そんな言葉が自然に出てくる人になれるのかなと感じました。


「後悔」をやめて「検証」してみる

気持ちが急降下しているときは、後悔という反省会の開幕!

でもあえて「検証」とすることで、1つのしごとに対しても、「〇〇の部分は自分の性格にあっていた」「△△をする部分になると気が進まなかった」と分析ができるようになりました。

今までは「全部がいや!」だったものが、不思議と「あれ?ここは楽しいって思えるかも!」と自分の強みに気付けることもありました。

「それでは、気持ちも急降下してまいりましたので、検証実験を始めてみたいと思います!それでは、まずは、つまらないことをやっている時の自分はどんな気持ちになっているか客観的に見てみましょう!・・・」

こんな感じで次に活かせる「検証」に置き換えて、自分の気持ちと付き合っていけたらいいなと思いました。


今回は、書籍「仕事も人間関係もうまくいく 放っておく力」のご紹介でした。

この本に出会ったのは、新しい業界&職場に入ったばかりの頃。必死に勉強をしていたものの、未経験の業界だったので、周りからどう思われているのか気になって仕方ありませんでした。

そこで本書の「流れに身を任せる」という一節で「なるようになるから、頑張りすぎなくても大丈夫だよ」と優しく声をかけてくれているような感覚になり、うるっとしたことを覚えています。

心のもやもやを解決する方法も多く載っているので、「なんだか生きにくいな」と感じるときに読むとヒントが見つかるかもしれません。

書籍の内容が気になっていた方の、少しでも参考になる内容があればとても嬉しいです。

\他にも暮らし・節約など身軽な暮らしに役立つ、いろいろな本を紹介しています/

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