ハワイでもNo!と言えない日本人だった私が学んだ「Noの本当の意味」
あなたは「No!」と言えますか?
日本で生まれ
教育も社会人の基本も
日本で身に付けた私は
ハワイに来ても
思考回路も感情表現もすべて
典型的な日本人。
そう、自分の気持ちに従って
即「No!」とは言いづらい
Noを言うことに
申し訳ない感を覚えてしまうタイプ。
Noと言ってしまったら
助けを貸さないことになる?
否定してしまうことになる?
相手は困ってしまう?
協力的でないひどい人になる?
自分の都合で断ったらわがまま?
色々な側面から
相手を気遣い
自分を守り
結局Yesに至ったりする。
それが悪いわけではなく
人の役に立てたり
誰かが喜んでくれたら
それは私の幸せでもある。
ただ、フッと疑問に思うこともある。
Noと言えずにやっていることは
本当にやる必要のあることなの?
仕方なくやっているの?
「いい人」でいたいの?
Noと言う勇気がないの?
Noと言うより楽なの?
ハワイの人は
いとも簡単にNoと言える。
残業を頼まれても即断るし
バーベキューのお誘いを受けても
一瞬で断ったりする。
特別な理由がなくても。
「その日は家でゆっくりしたいから」
と言ってNoを示す。
これ、私にはまだすんなりとはできない。。
Noと言う特別な理由がない場合は特に。
それを夫に言うと
「なんで?」と不思議顔。
「やりたくなければやらなければいいし
行きたくないなら行かなければいいじゃん」と
とても単純な答え。
誰だって残業するより
家に帰って家族と一緒にご飯を食べたいし
何かお誘いを受けても
単にのんびり過ごしたい週末もある。
いずれにしても
相手はただ聞いているだけなので
自分もただ答えればいいだけという
至ってシンプルなコミュニケーションだと言う。
断ったら申し訳ない?とかいう感情は
自分が勝手に作り出しているもので
相手はそんなこと思っていないし
夫いわく
残業したくないのに無理して働いたり
疲れているのに出かけたり
そんなことしたら自分に申し訳ないよ!
だそう。
確かに…
「自分に申し訳ない」
という視点で考えることは
ほとんどなかったように思う。
新鮮な気づきだった。
そうか
Noと言うことは
自分にYesと言うことだったんだ!!
これまで
相手に気を遣うのと同じくらい
自分にも気を遣って来ただろうか?
残念ながら、私はNoである。
相手には気を遣うのに
なぜ自分には
同じくらいの気を遣ってあげないのだろう?
とても自分に申し訳なくなった。
これからは
相手に気を遣うのと同じくらい
自分にも気を遣ってあげよう。
相手にYesと言うのと同じくらい
自分にもYesと言ってあげよう。
ちょっとずつ自分のYesを増やして
自分が喜ぶ時間を増やしていこう。
そうやって少しずつ実践し
自分のYesが増えていくことで
人生にもっと自分色(イロ)が増え
充足感も増しているように思う。
自分へのYesを大切にしていきたい。