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母親は有害…なのか


私が、母親になって初めて抱いた気持ち…「私は有害な母」なの?

答えは「イエス」…

今尚、分析中ですが…
私なりに、「良い母」になる為に
答えを見つけようとして、もがいて、苦しんだ体験をお話します。

私は、結婚するまで幼稚園の先生でした。
なので、初めての子育てに、不安は無かった様に思います。

逆に、子どもの気持ちも分かる!言葉かけも上手くやれる!
自信を持っていたくらいでした。

転勤族だった主人と一緒に、家族で引っ越す事が多く、子ども達は、幼稚園から小学校まで、転校を3度経験しています。

長女は、幼稚園を転園する時
お友達と、先生と別れたくない!嫌だと泣きました。

私は、言葉巧みに、どうにか長女を納得させたのを覚えています。

幼い頃は、母親の言う事をちゃんと聞いてくれていた子ども達。

錯覚したんですね、

子どもを母親の所有物だと…

そう思ってしまったんだと思います。

ピアノ教室、公文、スイミング、
書道教室…どれも嫌がらず、頑張って通ってくれました。

私の願い通り…

こうなったら突き進むしかありません!
中学受験もしました。

学習塾にも通いました。

もう、止まらなくなって…

家事を終えて眠りにつくのは夜中の2時。起床は6時。

何もしてくれない夫。
(その時はそう見えてました)

本当は頑張ってくれてたんです。

その頃の私は、全てが敵に見えて

その敵から子ども達を守る為、
必死だったのです。

時間にも、心にも、身体にも余裕が無くなって、

気付かないうちに、有害な、毒みたいなのを溜め込んでいったのです。

顔で笑ったふりをして

余裕のあるふりをして

心は何か寂しくて、虚しくて、苦しくて、楽しくなくて…

子ども達にも、夫にも
有害物質を浴びせ続けていたのでした。

そんなに頑張らなくてもいいのに

100パーセント出来なくていいのに

「過ぎたるは及ばざるが如し」

敵から守ろうとした子ども達
なのに、いつの間にか敵は母になっていたのです。

この後

全ては自分に返ってくる

人生の激流に

飲み込まれて行くことになるのです 。


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