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カリグラフィーはじめました



以前、フェリシモのカリグラフィー講座に申し込んだことを記事にした。



この記事を書いたときは
まだ申し込んだだけの段階だったけれど
あれから数週間後にようやく念願の第1回目のキットが届き、
わたしのカリグラフィーライフが幕を開けました。


テンションの上がるキット!かわいい〜!
箱もかわいい…!



わあ〜〜!!なんてかわいいの…!
始めるのが楽しみすぎる〜〜!!!
キットを舐めまわすように眺めては写真をパシャパシャ。
一人テンションが上がりまくるわたし。
始める前からもう楽しい!


そして
「よし!明日からはじめるぞ!」
と決意したのも束の間、なんやかんやと理由をつけて、そのまま3週間ほど手をつけなくなった。



…。


いや本当に…
買って満足してしまう
これ、わたしの悪い癖なのです。



しかしこの講座は全6回。
あんまりのんびりしていると、そろそろ2回目のキットが届いてしまう…
まずいまずい!
そうして焦って、ようやく取り掛かることに。
(自分のこういうところ、本当直したい。)



さて、まずはペンにインクをつけて線を書こうとのこと。
ふむ。それは余裕でしょう。
やってみた。





…ひどい。


インクはボタボタ垂らすわ、ペンにインクがうまく入れられず、カスカスで線が書けない。
線を書く、どころか
ペンにインクがうまくつけられない…という
まさかの事態に陥ってしまった。



それから何度やってもうまくできず、手はインクだらけに。



えっ…
ここでつまずく?!!


まさかである。



文字がうまく書けないとか、きれいに書けないとかいう以前の問題。
ペンにインクがつけられないのだ。
動揺を隠しきれない。


そこからですか…って話である。
こんなところで躓いていては美しい文字を書くまでの道のり、遠すぎやしないかい…



でも…挫折するにしても
「ペンにインクがつけられないのでやめました」
これは理由としてダサすぎる。


さらに講座はあと5回もあるのだ。
あのかわいいキットが届くたびに複雑な気持ちになりたくない。
こんなところで挫折はできない…!
もうちょっと頑張れ自分!





ということで、早速不器用を発揮した自分に震えつつも諦めずに頑張ることにした。
気を取り直して練習練習…



これもなかなかひどい状態ではあるが、最初よりはコツを掴んで線らしきものが書けるようになった。


※ちなみに…
カリグラフィーでインクが出ないというのはあるあるのようです。
フェリシモのカリグラフィー講座監修をされている、
カリグラファーのはまね先生の記事にもこんなことが書いてありました。




なんだ…!自分だけじゃないのね。
よかったあ〜



そうして試行錯誤しながら、ようやくドリルの文字を書くところまでたどり着いた。




…まあ下手くそには変わりないけれど、
なんとかドリルにたどり着き、文字を書くまでに至った自分を褒めたい。



だいぶ冷や汗をかいたが
練習すれば、な、なんとかできそう…
とりあえず続けられそうでホッとした。



そうしてカリグラフィーをやっていくうちに、
どんどん楽しくなってきた。




もちろん下手くそには変わりないけれど
いまはインクもささっと入れられるし、
もうボタボタ垂らして周りを汚すこともなくなった。
それだけで成長を感じて楽しい。



下手くそながらも文字が書けるとうれしくて、
ペンのサリサリサリ…という心地よい音も
インクが真っ直ぐにのびていく様子も
紙にインクが染みていく様子にも
思わずうっとりしてしまう。


これで美しい文字まで書けたら
どれほど楽しいだろう…



日々、手書きでも日記や手紙を書いたりするけれど
やっぱり紙とペンで書くというのは「書く」だけにとどまらない良さがあるなあ、と感じる。




どの紙にしようかな…と紙を選ぶところからはじまり、どのペンの色にしよう…とまた迷う。
そういった時間は書いた内容がどうこうではなく、
書くことそのものを大切にしている感じがするから好きだなあと思う。



紙の質感、インクの色、手書きの文字…
下手くそでも自分の手で書いた文字はぬくもりを感じて、なんだか愛おしい。



話は少し逸れるけど
無職になってからは抜け殻のような状態になることも多く、
何もかもが面倒だと感じてしまったり、
なんとなく動画を見てたら一日が終わってしまった…なんてこともあって、
そんな自分が嫌になったりもしたけれど
文通してる方に手紙を書いたり
カリグラフィーをやっているときは心から楽しくて。


自分を見失いそうになっても、好きなことが自分をいい方向に導いてくれるなあと思ったし、
時間を忘れて没頭できることがあると
自分が自分でいられてるなあと感じてうれしくなった。



カリグラフィーは日記や手紙やnoteとちがい
書く内容を考えずに、ただひたすら文字を書くということだけに集中できるのも魅力のひとつ。
やったことはないけれど、写経やマインドフルネス、瞑想に近いのでしょうか。



書くことが好きなnoterさんとの相性も良さそうなので、
今後もカリグラフィー記事を少しずつ綴っていきたいと思います。



文字を書く前からインクで手がベトベトになる…
こんな不器用なわたしがどこまで成長できるでしょうか。
暖かく見守っていただけたらうれしいです。


いつか自分で書いたきれいな文字で、カードとか書けたらいいなあ。




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