見出し画像

閉業温泉の記憶 かんぽの宿別府

かつてかんぽの宿は全国にありましたが、郵政民営化によって日本郵政がその運営を引き継ぎ、徐々に数を減らしながら2019年12月の段階で、採算の取れないかんぽの宿の郡山、磯部、勝浦、箱根、諏訪、岐阜羽島、富山、浜名湖三ケ日、湯田、徳島、別府の11施設が同時に営業終了になってしまいました。
私が最後に行ったのは2016年くらいだろうと思うのですが、その時でさえ、大浴場は貸し切り状態でしたから、あまり経営状況はよくなかったのだろうと思います。
温泉に入る立場であれば、混んでいないということはありがたいのですが…。

残った施設は現在はマイステイズ・ホテル・マネジメントが「亀の井ホテル」として運営しているようです。やたら、全国に亀の井ホテルの名前が増えたのは、これがきっかけだったんですね。
ホテルの運営は本当にコロコロ変わるので、外から見ていると本当にわからないですよね。

かつてあった温泉の紹介です。
本当にいつ行ってもこころよく入浴をさせていただきました。
大浴場入り口です。貴重品ボックスも当然完備。

浴場入り口

大きな脱衣場です。ロッカーもたくさんありました、

脱衣場

大浴場内湯です。
さすがに大きい!ただ、誰もいない(笑)

大浴場

さすがにこの大きさですので、循環使用のようでした。

逆方向

露天風呂もありました。比較的大きい露天でした。

露天風呂(左側)

右側には湯雨竹(ゆめたけ)が設置されていました。
湯雨竹とは、加水をしないで、源泉温度を下げる装置のことで、塩田で濃い食塩水を作る仕組みを応用させて作ったものです。
ひょうたん温泉に設置されています。詳しくはこちら。

露天風呂(右側)
湯雨竹

これ、本当に優れモノで、加水しないので非常に源泉の泉質がそのまま味わうことができるんです。しかも水道代も節約が可能。

露天風呂でまったり

いつもこの露天風呂でゆっくりと入浴していました。
更地になってしまったところまでは見たのですが、現在はどうなっているんだろうか…?
ちょっと調べてみたら、ミスターマックスになるみたいですね。温泉はどうなったんだろう…。温泉付きのミスターマックス…。
さすがにそれはないな(笑)

■かんぽの宿 別府
2019年12月19日で閉館


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集