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湯の児温泉 昇陽館

今日は、湯の児温泉(ゆのこおんせん)にやってきました。
熊本とはいっても本当に南のはしっこ、水俣市にあります。
なぜ「湯の児温泉」と言うのか?というと、4世紀頃に第12代景行天皇がこの地方を行幸した際、湯が湧き出るのを見つけたそうです。
ただ、その湯は湯温が低く「湯の親ではなく、子だ」としたことから「湯の児」と名付けられたとされています。

かつては、山海館という大きな旅館があったのですが、残念ながら閉鎖されてしまいました。一度は入ってみたかった。と思っていたのですが、入らないうちになくなってしまいました…。

そして、この昇陽館が指定され、ここも結局指定から外れてしまいました。
現在は、近くの「中村温泉」という家族風呂をやっている施設が指定されています。私は入ったことがないので、次機会があれば入りたいです。

なかなか大きい旅館のようです。ちょっと昭和の香りがします(笑)
フロントで日帰り入浴のお願いをします。温泉は別棟にあるようで、いったん外に出ます。
※2022年現在、日帰り入浴を受け入れているかどうかは不明です。
宿に直接確認していただいた方が確実かと思います。
いろいろな種類の温泉があるようですが、まずは内湯から入ります。

大浴場 温泉棟が単独であります!

なんと立派な温泉の建物です。すごいなぁ…。中に入ってみます。階段を上がってまず目に入るのがこの大きな休憩所です。

畳敷きの休憩所

目の前に広がる海!いい眺めです。早速お風呂に入ろうかな。

大浴場

なかなかの大きさの湯船です。休憩所と同じく目の前は海。先客は誰もいません。なので、ゆっくりと入ることができました。

残りの温泉もせっかくなんで、覗いてみます。
まずは露天風呂から。ここも大きいなぁ。

露天風呂(左:入り口から 右:奥から)

くり抜かれた岩風呂に入ると、いい景色が広がります。夜はどんな景色かなぁ?

岩をくりぬいて作った露天

そしてひのき風呂。
小さめですが、ここもなかなかです。ガラスが温泉の析出物の影響かどうか、白く曇ってしまって、あまり眺めが良くないのが残念

ひのき風呂

最後に洞窟風呂。
小さいですが、いい雰囲気。全部入るとのぼせそうです(笑)

洞窟風呂

これだけのお風呂を支える湯の量もさることながら、管理も大変だろうなぁ…。と思います。ところどころ、老朽化の影も見えていますし、温泉を売りにするのはわかるのですが、選択と集中をしてもよいのかもしれません。

なかなか遠いところで、交通アクセスも決してよくはありません。
水俣は簡単には行ける場所にはないので、温泉街全体が苦戦しているのだろうとは思いますが、このお湯と風景をなんとか生かせないものでしょうか?
いい温泉地なので、もうひとがんばりしてほしいなぁ。と思います。

住所 水俣市浜4098-40
電話番号 0966-63-4121
 ※現在、日帰り入浴を行っているかどうかは未確認
泉質 炭酸水素塩泉

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