別府八湯温泉道 第99番 芝居の湯
この施設は、ちょっと変わり種で、いわゆる公民館に近いものなんですが、芝居小屋が併設されているんですね。
しかもそこに温泉があるという、なかなか変わった施設です。
以前、芝居小屋といえば、鉄輪のヤングセンターだったんですが、閉館してしまいました。なかなかあれも独特の雰囲気だったのですが…。
ヤングセンターの写真は残念ながら残っていません。探したのですが見つかりませんでした。残念。
ステンドグラスを保存する運動が立ち上がって、現在いくつかの施設にステンドグラスは移されたそうです。
演劇にも温泉。本当に別府には何にでも温泉がつきます。
ということで行ってみます。
受付は普通の公共施設の雰囲気です。
「どこから来られたんですかー?」と必ず聞かれます。どうも受付の人には、地元の方とよそ者の区別ができるようです。
それだけ普段使いの方か多いんでしょうね。
「長崎からでーす」と言うと、珍しいようで、どうもあんまり長崎の人は別府に行かないようです。
作りは本当に芝居小屋風です。
靴を脱ぎあがります。ちょっとした集会場のような畳敷きの場所があり、階段を降りると浴場入り口です。芝居小屋は別棟のようです。
いつ行ってもお客さんが多いんですよ…。何度も入っていますが、ここの浴槽で無人を経験したことがありません。よって写真はありません。
珍しいのは打たせ湯があることでしょうか。
少し他の市営浴場と比べると施設は高級な造りになっています。
分析表を見ると、泉源が堀田温泉になっています。
ものすごい距離の引き湯です。堀田温泉どんだけ湯量あるんだろう…。
通りで湯口に湯の華キャッチャーがはめてあったわけです。
分類上は単純泉ですが、ほのかに硫黄の香りがしました。
このあたりまで引き湯ができることが驚きでした。
最後に訪問したのが2018年くらいでしたので、コロナ禍を経て今がどんな状態になっているかはわかりませんが、以前のようにお客さんでにぎわっているといいなぁ。
誰もいない貸し切り状態の温泉もいいですが、みんながにぎわっている活気ある温泉もまた好きなのです。
■第99番 芝居の湯
住所 上野口町29-13
TEL 0977-24-5320
入湯料金 大人300円 小人100円
利用時間 11:00〜21:00
定休日ほか 火曜日
泉質 単純温泉