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別府八湯温泉道 第212番 富士見温泉

以前は、「第二富士見温泉」と呼ばれていたようです。
というのは、「第一富士見温泉」が存在していたんです。
以前、温泉まつりの開催期間中に一般開放されていたことがあり、一度入浴した覚えがあります。残念ながら、2018年4月に閉館しました。

したがって現在はこちらを「富士見温泉」としたようです。
典型的な公民館温泉。外観は温泉という雰囲気ではなく、まさに公民館。
パッと見ると、そのまま通り過ぎてしまいそうです。

正面

以前は右側に番台があったようです。
今は無人なのだろうか…。行った時は番台は無人でした。
自分で料金箱にお金を入れて、入りました。

戸を開けたところ

向かって右が女湯、左は男湯です。
女湯からはおばちゃんたちの話声が聞こえます。
男湯は誰もいないようです。

浴場内部

半地下式の浴槽です。
脱衣場はそれなりの数の棚が用意されています。階段を何段か降りると浴場があります。

脱衣棚(うしろにもまだあります)
浴槽(上から見た図)
浴槽

きれいにリニューアルされています。
以前はなかった浴槽への手すりや段差が取り付けられています。
浴槽の形も長方形にされ、床のタイルもきれいにはりかえられています。

リニューアル前(2014年くらい)
脱衣場の様子

かなり手は入れられていて便利になっている一方、浴場の雰囲気自体は以前のものとほとんど変化がありません。
この雰囲気はなんともいえないですね。
先客がいたようで、浴槽の温度はちょうどよい具合に調整されていたので、そのまま入浴させていただきました。

心得の位置が高い
心得シリーズ

掲示自体は比較的新しいもののようです。手書きではありませんでした。
あとから追加の貼り紙がされており、飲酒しながら入浴はダメとか、そういう貼り紙があるということは、誰かがしたんでしょうね…。

ゆっくり入らせていただいたのですが、上がろうかという時に地元の方が1人、2人と入られてきました。
休日の昼下がり、温泉でひとっぷろ。
夢のような生活です。こんな生活にあこがれます。

「お先に失礼します」とあいさつをして、
温泉を後にしました。地域に溶け込んでいる温泉。
やはり、温泉は文化なのだと思います。


■第212番 富士見温泉
住所 富士見町1-16
TEL 0977-23-4851
入湯料金 100円
利用時間 6:00~11:00/14:00~23:00
定休日 毎月15日
家族湯(貸切湯)  なし
泉質 単純温泉


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