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ポケモンのゲームにレベルを上げてもらった気がした日曜日

最近Nintendo Switchのゲームソフト、ポケットモンスターバイオレットを始め、どハマりしている息子。

倒したジムリーダーは1人、手持ちのポケモンたちもまだレベル20前後とまだまだ序盤ですが、
リリースからだいぶ経ってのスタートということもあり、もう終盤に達している友人に追いつきたい気持ちでいっぱいの様子。

経験値を上げられる貴重な機会である、野生のポケモンや道端のポケモントレーナーとのバトルには目もくれず、猛ダッシュで先を急いでいました。

救世主か、それとも?

そんな中、先日あるキャンペーンでレベル50のポケモン3体をゲットする機会に恵まれました。

3体のレベルの高さはもちろん、幻のポケモンだったこともあって、
本人のテンションは爆上がり。
これまで
「〇〇に進化するまで大事に育てるんだー」
と嬉しそうに話していたポケモンたちを非情にも一瞬で手持ちから外し、すぐさま強い3体と入れ替えてしまいました。

自分の手持ちより強いポケモンたちを引き入れたこともあり、意気揚々と遠くの街に出かけてレベルの高いトレーナーに挑んだ息子でしたが、そこで思わぬ壁にぶち当たります。


・・・ポケモンが全く言うことを聞かない。


通常自分のポケモンに対して、どの技を繰り出すかはプレイヤーが指示しますが、いくら指示をしてもポケモン側がなまけていて知らんぷり。
しまいにはわけもわからず自分を攻撃する状況となりました。
当然相手には全くダメージが与えられず、自分たちばかりが弱っていくことに。
結局、レベル50が3体いたにもかかわらず、レベル28のポケモンに勝つことができませんでした。

これだからポケモンは面白い!

意気消沈する息子をよそに、親の私は大感激。
さすがポケモン、細かいところまで考え抜かれている!

(ちなみに草むらで地道にレベルを上げるのが好きだった私は全く知らなかったんですが、昔からこういう仕様らしいですね)

単に強い選手を引っ張ってきても、監督の力量がなければ強いチームは作れないし、

優秀な社員を集めても、上司の人望がなければ誰もついてこないし、

ただ高価なブランド物を身に着けても全身の雰囲気とマッチしていなければおしゃれに見えないわけで。

要はただすごいモノを所有したり、強い人を集めてきたりするだけでは足りなくて、扱う人にもそれ相応のパワーがいるってことなんですよね。

私たちのレベルも上がった…のか?

息子は今回の経験から、
他人から信用してもらうには、通るべき段階を一つ一つクリアして実績を積みあげていくことが必要なのだ
ということが、自然と学べたのではないかと思います。

今すぐ成功したい!早くゴールにたどり着きたい!

という気持ちが強いと、この地道なプロセスがもどかしく感じられるもの。
でも着実な歩みによって、きっと自分自身への信用=自信もついてくる。
決して無駄な歩みではないのです!

やりたくないことや、やらなきゃいけないことで実績を積み上げようとすると、「努力」=「我慢」の図式になってしまうけれど、
ゲームはそのプロセスごと楽しめるからすばらしい。

働き方に悩む私も「プロセスごと楽しめる何か」で勝負できるようになりたいなぁなんて改めて思ったりして。(飛躍しすぎ?)

今回の気づきが親子ともにレベルアップするきっかけになっていることを願うばかりです!!

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