私がマンダラを描くようになったわけ
これがあると、「安心」。
きっと、そんなようなものを持つ人は沢山いると思います。
私にも大切にしている作業があります。
それは、もはや儀式やお守りなののかもしれません。
【母との最後の時間に】
5年前に母が癌で亡くなりました。
亡くなる1ヶ月前に、母の願いをかなえるべく、病院を退院して、父と妹と私で看ることにしました。
自宅で看るために、注射の指導であったり、尿の記録などについて、在宅医療の看護師さんとの密に打ち合わせを行いました。
その後、母は亡くなったわけですが、
母を看る期間は、たった1ヶ月でした。
す
それなのに、2、3年あったように感じるのです。
それは、私自身が、
「母にどう寄り添うかわからなかった」
そういう辛さがあったからだと思います。
死に向かっていく人に
何を話して、何をしたら良いのか・・
何をしたら喜ぶのか、わからなくて苦しみました。
さらに母は、気難しい人でした。
退院してからは、そこに拍車がかかりました。
わがままなお嬢さんのようなに、人が変わってしまっていました。
母が、こんな最中に、私には、逃げる場所。
気持ちを整える場所が必要でした。
それが、たまたま数年前に出会ったマンダラだったのです。
描き方は、なんてことないです。
ただ、綺麗な色のペンで気持ちを紙に向けて
同じパターンを繰り返す模様を描いていくのです。
ホッとしてました。
心に空白ができるのです。
瞑想とか苦手でした。
お散歩も行く気がしません。
ランニングをしていましたが、日々の疲れで
体力がありません。
私にとって、マンダラはお守りでした。
母がいなくなった今も描いています。
きっと、何か会ったときに
自分を取り戻すツールになるからです。
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