【読書感想】 ノマド 漂流する高齢労働者たち
アメリカの荒野でキャンピングカーで旅する老人たちの生活を追ったノンフィクション。
経済的事情から、住宅を手離し住処をキャンピングカーに移す。住所もない高齢者たち。
一見すると、周囲からはホームレスと勘違いされてしまうらしいです。
でも、
「ホームレスではないハウスレスなだけよ」
なんて笑いながら言っていたり
キャンピングカーが壊れても楽しみながら直したり^_^
家がないなんて案外何でもない感じで描かれているので、家がなくても大丈夫なんだなぁって思わされちゃう。
家や建物を建てる仕事をしている私が言うのもアレですけど(´-`).。oO
日本でもキャンピングカー住居とまでは行きませんが、タイニーハウスなんてミニマムな住宅が注目されたこともありました。
物に縛られ場所に縛られる生活から自由になる人々も今後増えるかもしれません。
しかし労働や賃金、安全など。ノマド生活には問題がたくさんあります。(日本ではこんな生活は難しいだろうなぁ)
彼らはそんな日々の生活に苦労していますが、仲間同士で集まって楽しく過ごすリンダの様子は、たくさんの物に縛られている私達から見てちょっと羨ましい老後を描いています。
家がなくても、仕事がなくても案外幸せ。自由に生きていける!
こんな人も居るんだなぁと興味深く読ませて頂きました。
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