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【日記】 2025.1.1〜1.3
2025.1.1 雨に花とレモンチーズとある一冊
2024年の大晦日に届いた一冊を持って、『雨に花』へ向かう。そのお店、昼間は溢れんばかりの光に包まれる。至る所で光が輝き本当に綺麗なのだ。
最高の光に包まれながら、心待ちにしていた一冊のページをめくっていく。
今の私を形作っていると断言できる、梨木香歩文学と英国児童文学の研究をなさっている磯部理美氏の『私たちの結婚』という一冊。
2024.12.20、運命的にX(まだTwitterと言いたくなるね)のツイートが流れてきた。理美さんの言葉に惹かれた私は、いくつかのツイートを遡っていった。心がときめき、わくわくした。理美さんの紡ぐ言葉から感じられるお人柄にも、理美さんが語る旦那さんのお人柄にも心がキラキラと輝いた。怒涛の1年の末に訪れた最高の出会いである。理美さんの『西の魔女が死んだ』に関する小レポートを読みたかった。なんと、結婚式で配った記念品の一冊の中にあるらしい。しかも販売している!
すぐにDMを送り、あたたかなやり取りを終え、2024年最後の最後に贈り物のように私の元へやってきた。
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この日、『雨に花』はカフェではないので料理が届くまでの間だけページをめくった。おもしろい。家に帰りたくなくて、二度目の高倉町珈琲へ行った。元旦だから贅沢してもいいなという気持ちで。
お決まりのハーブティーと、気になっていたレモンチーズ。ハーブティーのレモングラスの香りは私を相変わらずほっとさせてくれたし、甘酸っぱいレモンチーズはとても好みで、特別な一冊のお供に最適だった。音楽は、セシル・コルベルの"Arrietty's Song"。イギリスではなく、フランスのブルターニュ地方出身の方だけれど聴きたくなった。
こうして私の元旦は、他の人とはちょっぴり違う形で終えた。自分の直感を信じて、ときめくものや場所を選択していきたい。知らず知らずのうちに誰かの顔色を伺ってばかりだった私は2024年で卒業したい。周りが何を言ってこようと、馬鹿にされようと、自分が信じたものを貫いていきたい。そのために自分で立てた目標をこつこつとこなしていくこの小さな日々が、1年後私を大きく変えてくれるだろう。
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2025.1.2 実験的柚子茶
今日はno money dayと決めていた。
1日家に籠り、ひとつずつやりたいことをこなしていく時間。元旦から始めた英語の勉強にも取り組んだ。
全く触れていなかった去年を思うと、ほんの少しの時間でも触れて続けていくことは私にとって大きなことである。えらい。自分で自分を褒めよう。
我が家のお雑煮には、柚子の外皮を1枚ひらっとのせる。家族の人数分しか用意しないので、当然柚子の皮はほとんど残る。
この日は柚子の炊き込みご飯を作ろうと思い久々に台所に立ってみた。台所に立つというのは、私をときめかせる。自分の手から心をほっとさせる何かを生み出せるこの場所が私は好きだ。
全部切り終えた後で、母から「今ちょうどお米ないのよ」という悲報。お米を確認しなかった自分の落ち度であるが、少し悲しい。切った皮は冷蔵庫に入れ後日生まれ変わらせることにする。
そして残った柚子の実。この真っ白な柚子をどうしてくれよう。
実験的に思いつき、お気に入りのポットの中に柚子の外皮ほんの少しと、実としぼり汁と種と緑茶を入れてみる。
お湯を注いで飲んでみると、思ったより美味しい。これは蜂蜜を加えるべきか?と私の直感。
大当たり。即席簡単柚子茶は冬の日にぴったりな仕上がり。とても美味しかった。
実験的な料理は楽しい。何ができあがるかわからない。でも自分の直感を信じてトライしてみる。そうすることで、思ったよりもおもしろいものができるかも。この実験的柚子茶は人生そのものである、そんな大それたことを思いながら新年2日目をのほほんと過ごしていた。
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2025.1.3 弾丸初詣旅in新潟
2日の夜、YouTubeを観ていて思い立った。
「弥彦神社(新潟)へ初詣に行こう」と。
弥彦神社には、神様だけが渡れるという玉の橋があるらしい。その赤い橋をなんとなく見たかった。また、弥彦神社は新潟県屈指のパワースポット。
そういえば昨年は嘔吐下痢にかかり、体調があまりにも悪く初詣にも行かなかった。
今年は人生の節目だと感じているので、今年こそはきちんと初詣に行こうと思ったのだ。
自分の直感を無視するのは良くないと2024年で痛いほど思い知ったので、すぐさまカバンに荷物を詰め準備をする。運転中は普段から、何故か30分ごとに休憩しないと猛烈な睡魔に襲われるため、無理せずゆっくり向かった。
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お昼頃には大混雑の弥彦神社に到着。たまたますんなり駐車でき幸先がいい。空気が澄んでいて嫌な感じが全くしない神社だった。あまりにも人がいたので神聖な空気感は少し抑えて、静かに参拝者を受け入れてくれている雰囲気だった。そんなどっしりとしなやかに物事を受け入れる頼もしい雰囲気が好きだなぁと思った。
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お参りで新年の幸福を願い、とても綺麗で澄んだ色の健全守りと、開運縁結守りを買った。開運縁結び守りは、単に恋愛ではなく仕事との縁や人との結びつきを願ってくれるもの。転職も希望しているので平和な良縁を結べるようにと願いを込めて黄緑色に。
そしておみくじ。またしても大吉。自分が進もうとしている新たな方向が正しいのだと全力で伝えにきてくれているのだと思う。
昔は大吉すらも全て結んで帰ってきていたが、最近は大吉だけお財布に入れている。自分が進みたい道、貫きたい自分、大切にしたい想い、そういったものをもう見失わないように戒めとして。
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おみくじにひとつひとつ記されている和歌が好きなので記録。
今回の和歌はこちら。
朝日かげたださす庭の松が枝に
千代よぶ鶴のこえののどけさ
Beyond a pine tree garden in the morning sun, happily is a crane calling out his mate.
(朝の日差しが降り注ぐ松の枝にとまる鶴の千歳(長寿や縁起)を呼ぶ声の、なんとのどかなことか)
天の御助けを受け諸々の災い去りて喜びあり
心を正直に行いを慎み貧者を慈しみ弱きを助け
信心怠りなければ益々思うままになります
色に溺れ酒に狂えば凶なり
God will help you out of the evils, Be honest and kind to the poor and the weak and be faithful, and everything will go well as you wish, Don’t be lost in love or drinking.
(神様から守られ、助けられ、心痛める悩み事の数々も気がつけば解決し、心も軽くなり、喜びに満ちる。
正直に生きること、目下の者や弱い者に愛情を注ぎ、助け、神様を敬う気持ちをより持てば、これからもっと、思うがままに生きていけるだろう。
ただし、ろくでもない恋愛や酒に溺れれば良くない方向に向かうだろう。)
おみくじをひくと、やっぱりそうか〜と思ったり神様はきちんと見てくれているなぁと思うことが多くなった。
今年はこの言葉を胸に歩いていこう。
行列と一方通行の制度により玉の橋はお目にかかることができなかったが、今回はそれでいいのだろうという気がした。
その日はそのまま長岡に戻りラーメンと餃子を食べ、年末に会えなかった幼馴染にも会うことができ、無事に三が日を終えた。
おみくじの"心を正直に"は、直感を大事にするということと通ずる気がする。
直感に従った私の弾丸初詣旅は間違っていなかった。きっと今年の門出にぴったりの選択だったに違いない。
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- 追記 -
kodakfunsaver 2025.1.3 より
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