絶望日記10 呼吸と朝日
<長文です>
「ああ、もう、これ以上ムリ・・」
と、毎日何度も感じていた時から、私は既に抜け出しています。
ハッキリ言って、そんな状態の時には文章を書く気持ちにさえなれなかった。大好きだったことが、どんどん「面倒なこと」に変わっていった。
だから「絶望」なんだよ。
大好きだったこと。
私が大好きだったのは「散歩」「寄り道」「料理」「読書」「カフェへ行く」「映画」「長風呂」と「文章を書くこと」。
この全てについて、実に面倒くさくなっていた。
マイノリティーな私のこと
話は変わるが、私は自分の特異体質のようなものを使って、個人セッションを行なっていた。
「特異体質のようなもの」も「個人セッション」というのも、まあなんとザックリした説明なことだろう。
まず「特異体質」というのは、子どもの頃から持ち合わせた「霊感体質」「直感体質」(そんなものあるの?って感じだが)。
またザックリ説明してしまうが、人が感じないものを感じ取ってしまったり、聞こえなくてもいいものを聞いてしまったり、という体質。(ちなみに、私の場合は幽霊などは見えない)「感じる」力が敏感すぎるせいで、子どもの頃は辛かったし、大人になってからも「神経質すぎる」ということで、友達から敬遠されることも多かった。
「直感!」と耳にすれば、「ひらめき!」「インスピレーションが降ってくる!」「なんか、宇宙と繋がっている感じ」みたいに、少しかっこよく聞こえるかもだが、当の本人は「感じなければ平和なのに、感じすぎてしまうせいで、人の気持ちの裏まで見えてしまってキツい」のです。
そういう、マイナーで少数派の私だけれど、その体質を使い、ヒーリングを行ったり、心理セラピーやカウンセリングを個人的に行なっていた。(これが個人セッション)
鬱傾向の人にアドバイスしたこと
まあなんと・・・前置きがかなり長くなった。
ということで、ここから今日の本題。
セッションを行なっていた時、クライアントさんの中に、数名鬱傾向にあった方がいて、みなさん病院を受診し、薬も服用していらっしゃった。
もちろん、私は医者ではないし、鬱病について詳しくもない、専門にもしていない。ということをお断りしておく。
その上で、みなさんに共通してお伝えしたアドバイスについて、ここに書いておきたいと思った。(アドバイスも、直感で受け取ったもの)
そのアドバイスとは、今日のタイトルの「呼吸」「朝日」。このふたつ。
「呼吸」は、もちろん深呼吸。
「何分したらいいですよ」「こういう呼吸法がいいですよ」ということは伝えていない。各々が「心地よい」「これくらいで十分」だと感じるくらい、ということは伝えている。
「朝日」というのは、「午前中、少しでもいいから外気に触れる、そして日に当たること」。
人によっては、ずっと家の中にいて「外に出る気持ちにもなれない」という場合もあった。だから、これも「やってみようと思うなら」「1分からでもいいです!」と、無理強いはしていない。
(だけど、みなさん素直で、すぐに実践されたみたい)
私がみなさんに、共通してお伝えしたことはこの二つ。
「呼吸」と「朝日」
素直な人たちに起きたこと
それで、みなさんどうなったか?と言えば。
お察しの通り。
翌日、3日後には!という変化ではなかったにせよ、1ヶ月(それでもひと月!)ほどで、かなり体が軽く感じられるようになっていて、私の方が驚いてしまった。
なぜ、いまこの話を?
なぜ、今この話を書いているのかというと、紛れも無い「私にも、そのアドバイスが功を奏したから」だ。
悶々、うつうつとするある日、ふと思い出したのだった。これらのアドバイスを「私が」していたことを。
そして「やってみよう」と素直に思った。(私も素直な人だった。)
季節はちょうど夏。朝日を浴びるには、絶好のチャンス。(これが冬だったら、ナマケモノの私にはハードルが高かったかも)
暑くて早朝に目覚めると、真っ先にカーテンを開け、窓を開けて外気を部屋に呼び込んだ。特に、朝の散歩などはしていない。
呼吸は、椅子に座ったり、ベッドに横になったりしながら、深呼吸を繰り返した。その時、過去「ロルフィング」で教えてもらった、体の各部分の力を抜くということも併せて行なった。
深呼吸をしたり、体の力を抜くことを意識して気づいた。
「呼吸、あっさーーーーーーい!」
「体に力、めっーーーーーちゃ入ってるーーーー」
「自分の体」に意識を向けないと、こんな単純なことにも気づかないのだと痛感。思い知らされた。
そして、その効果は、かなり早く感じられた。「うつうつ」としていた気持ちが、どんどん晴れていったのだ。
「え?たったこれだけ?」という、かなり拍子抜けした感じもあった。
でも、私が行なったのは「呼吸」と「朝日」それだけだ。なぜなら、他のことはやる気が起きなかったから。
その後
かといって、すぐに絶望から抜け出したのではなかった。
相変わらず、絶望と共に過ごしていた。でも、そのことも「まあ、いいやん」と思えるようになっていたから、特に問題はなかった。
深呼吸を続けながら、徐々に「瞑想」も復活できるようになった。
それと、体の感覚に意識を向ける「体感ワーク」のようなものも、徐々に取り入れていった。
そして、今は、それらを継続中。
◇◇
このnoteをここまで読んでくださって、そしてあなたが「鬱っぽい」と感じているのであれば、どうか騙されたと思って「呼吸」と「朝日」を試してください。
どちらかひとつ!と言うなら「呼吸」を!
当たり前のようにしている呼吸だけど、深呼吸と呼吸は大きく違うし、自分の呼吸に意識を向けることと、無意識で行う呼吸には、雲泥の差がある。
だからだから、ぜひ「深呼吸」を是非!!!