クルガン仮説から考える。「バベルの塔」とは「ミトラ教」の聖塔だったのか。
今回は、「クルガン仮説」から考えていきたいと思います。
「クルガン」とは墳丘墓のことで、墓の上に土や石を積むことによって作られた小高い丘のことです。
この墳墓を持つ「クルガン文化」が、インド・ヨーロッパ祖語の話者の起源である、という仮説になります。
「ロシア・ウクライナ南部」というのは、「ユダヤ人」にとって重要な地域であることは間違いないようで、RAPT理論によって「ユダヤ陰謀論」が解明されています。
RAPT×読者対談〈第50弾〉ユダヤ陰謀論、ここに極まれり。
「クルガン仮説」の起源地とは、「ロシア・ウクライナ南部」の「ポントス・カスピ海草原」だと考えられています。
そしてユーラシア・ステップには、「草原の道」と呼ばれる「シルクロード」の先駆けとなる交易路があり、騎馬民族の活動の場でした。
6500年ほど前に、南ロシア平原からユーラシアステップに「インド・ヨーロッパ語族」が拡散した、と考えられています。
「クルガン仮説」によるインド・ヨーロッパ語族の拡大図を見ると、「ロシア・ウクライナ南部」を起点に、カスピ海の東側から現在のイランを通り、トルコの「アララト山」辺りにも拡散したルートがあります。
トルコの「アララト山」と言えば、「ノアの箱舟」の漂着地とされています。
ノアの箱舟の年代とは、紀元前3000年~4000年頃であるようです。
「クルガン仮説」ではインド・ヨーロッパ語族が、6500年ほど前から「ロシア・ウクライナ南部」から拡散していったと考えられているため、聖書に登場する「ノア」も、この仮説の民族移動に該当していたのではないか、と考えられます。
聖書には「東の方から移動してきた人々」が、シンアル(シュメール)の地に住み着き「バベルの塔」の建設を始めたと書かれています。
トルコの「アララト山」に漂着したとされている、「ノアの箱舟」によって救われたノアの子孫から、地上の諸民族が広がりました。
「クルガン仮説」の起源地とは、「ロシア・ウクライナ南部」の「ポントス・カスピ海草原」の辺りだと考えられており、この「アララト山」のすぐ北側になります。
ノアの子孫が、「クルガン仮説」のルートの中の「ソグディアナ」周辺を通って、イランの方からシュメールの「バビロン」にやって来た、とは考えられないでしょうか。
「シュメール」の地はメソポタミアにあったため、その東とは現在のイランに当たり、「クルガン仮説」通りの移動ルートとなります。
このように、東の方から「バビロン」にやって来た「ノアの子孫」が「バベルの塔」を建てようとした、と想定します。
聖書とクルガン仮説に従って考えると、「バベルの塔」の建設まで世界の言葉は「インド・ヨーロッパ語」という「一つの言葉」だった、と考えられます。
『主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。』
そして聖書に書かれてある通りに、神様によって世界の言葉はバラバラにされました。
この「インド・ヨーロッパ語族」が崇めていた神とは、ミトラの神だということです。
そしてミタンニ王国(前1700-前1270)という国の名は、ミトラからきており、ミトラ教が国教とされていたそうです。
上記の地図から「ミタンニ」というミトラ教の国が、メソポタミアにあったことが分かります。
七曜という、太陽と月と五惑星(水星、金星、火星、木星、土星)を合わせた天体が、ミトラ教では「七曜神」となったということです。
「バベルの塔」とは、バビロンのマルドゥクの神殿に築かれたジッグラト「エ・テメン・アン・キ」のことだと考えられています。
ここで注目すべき点は、7階建ての「エ・テメン・アン・キ」の『各層が七曜を表し、1階が土星、2階が木星、3階が火星、4階が太陽、5階が金星、6階が水星、7階が月であった』という点です。
「七曜神」とはミトラ教の神であるため、「バベルの塔」とは「ミトラ神」のための聖塔であったのではないか、と考えざるを得ないのです。
「バベルの塔」は、ハムラビ王の時代に建てられたと言われています。
ミトラ教の起源は、紀元前1700年以前に遡ると考えられているため、「バベルの塔」がミトラ教徒によって建設されたとすることに、矛盾はありません。
「エ・テメン・アン・キ」は、「マルドゥク」の神殿の中心部に築かれれていました。
「マルドゥク」という名は、シュメール語で「アマルトゥ」と表記され、「太陽の若き雄牛」という意味だというのです。
ミトラ教とは、太陽信仰と雄牛信仰を結びつけた宗教であるため、やはり「バベルの塔」はミトラ教の信徒によって建設されたと考えられます。
さらに、「世界征服者」とも呼ばれるアレクサンドロス3世も、ミトラ教徒でした。
ミトラ教徒のアレクサンドロス3世が、「エ・テメン・アン・キ」のジッグラトの再建を志していたということからも、「エ・テメン・アン・キ」がミトラ神の聖塔であった可能性が高いのではないでしょうか。
そして、「ノアの箱舟」から出たノアの子ハムの子孫である「ニムロデ」が、「バベルの塔」の建設者ではないかと考えられています。
以上のことから、ノアの子ハムの子孫が「アララト山」から北上し、「ポントス・カスピ海草原」から、「クルガン仮説」のルート中の「ソグディアナ」周辺を通って、イランの方からシュメールの「バビロン」にやって来たのではないか、と想定されます。
そして、バビロンで「バベルの塔」を建設しようとした彼らは、神様の裁きによって全地に散らされ、その一部がソグド人と呼ばれる人々となり、ミトラ教を布教しながら世界に広がって行った、のではないでしょうか。
ソグド人がこの日本にやって来た経路については、前回と前々回の記事で考察しています。
日ユ同祖論についても、RAPT理論によって解明されています。
「日ユ同祖論」は疑うまでもない事実です。だからといって、日本人が偉いとも悪いとも言えません。
今回は、聖書を読んだことがない方にも広く知られている「ノアの箱舟」と「バベルの塔」にも繋がる展開へと、神様が導いてくださったのだと感じました。
このように「聖書に書かれている歴史と、現在の歴史との繋がりを知りたい」という私の願いをご存知なのは神様だけであり、この願いを叶えてくださっているのは神様でいらっしゃるのだ、ということは「真実」であり「真理」なのです。
神様と、神様の御言葉によって私たちを守り、導いてくださっているRAPTさんに、心から感謝をささげます。
何をどう祈ればいいのか、具体的な方法をお教えします。自分の人生も世界の運命も変える鍵がここにあります。
平素からあなたの心にある願いを神様に祈り求めなさい。祈ったことはおおよそ全て叶えられるし、祈ることで信仰も深まり、神様との愛も深まっていくから祈りなさい。
神様は厳しい掟に従わせるために私たちを呼んだのではなく、私たちの願いを叶えるために私たちを呼んで下さったのだ。
RAPTさんのブログ
RAPT | 新・貴方に天国から降り注がれる音楽を
朝の祈り会、および有料記事のパスワードのご購入
BLOG BY RAPT
TALK RADIO
RAPT理論+αRAPT理論のさらなる進化形
十二弟子の皆様とRAPTブログ読者の方の証
動画✴︎NANAさんの賛美歌✴︎
✴︎RAPTさんの写真集✴︎