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ブランディングの時代 その12

【Z世代へのブランディングを考えよう!】その2

来る重要な市場になるZ世代へのアプローチを考えるにあたり、今、各世代の特徴を見ていっています。

前回は、ベビーブーム世代とX世代をコトラーのマーケティング5.0と日本のバブル世代、失われた世代で見てみましたね。

今日は、Y世代を見ていきましょう。

  1. ベビーブーム世代(1946年〜1964年生まれ)

  2. X世代(1965年〜1980年生まれ)

  3. Y世代 = ミレニアル世代(1981年〜1996年生まれ)

  4. Z世代(1997年〜2009年生まれ)

  5. アルファ世代(2010年〜2025年生まれ)


Y世代 - 従来の規範に疑問を持つミレニアル世代

新しい千年紀に成人になった彼らのことをミレニアル世代と呼び、第二次ベビーブーム期に生まれ、ほとんどがベビーブーム世代の子供です。

この世代は、前の世代より高い教育を受けており、文化的に多様です。そして、ソーシャルメディアの利用を強く関連している最初の世代です。

職場で仕事のためにインターネットを初めて使ったX世代とは異なり、Y世代ははるかに若い時からインターネットについて知っていて、ソーシャルメディアやインターネットをプライベートでも利用した世代です。

この世代はソーシャルメディア上で、きわめて率直に自分を表現し、自分と仲間を比較しています。仲間から確認や承認を得る必要性を感じており、そのため、仲間が言うことや買うものに大きく影響されています。また、定評あるブランドより、仲間を信頼する傾向があります。

自分の携帯端末で度々オンライン調査や購入を行いますが、X世代ほど多く製品を買うわけではありません。

Y世代は、所有よりも体験を好むと言われています。

富や資産を蓄積することではなく、人生の物語を集めることに重点を置いています。

高い教育と多様性、それに無限のコンテンツに触れる機会のおかげで、Y世代は上の世代より考え方が柔軟で、理想主義者です。あらゆることに疑問を持ち、そのため彼らに規範に従うように求めるX世代と職場で衝突しやすいです。

Y世代は、グローバルな金融危機とその余波の時期に労働市場に入っているので、厳しい雇用環境で生き残りをかけていました。自分の事業を立ち上げた者もおり、競争的な労働市場でした。

そのため、私生活と職業生活をはっきり分ける傾向があります。

Y世代には、私生活と職業生活を融合させる傾向があり、自分が楽しんでできる仕事を求め、仕事は充実感を与えてくれるものでなければいけないと考えています。

日本でもミレニアル世代として認識されており、日本でもインターネット環境が飛躍的に進んだ時代に育った世代です。ガラケー世代で、幼少期から青年期にかけてインターネットが身近にあり、それ以前と価値観や消費行動などが大きく異なります。

流行ったものは、アラフォー、草食系、イクメン、婚活、絵文字、バンドブーム、ユニクロ、プリクラ、写メ、韓流、食べるラー油などです。

次回は、Z世代を見ていきましょう。



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