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ビリヤードという競技のおもしろさ#6 ”漫画紹介!ビリヤード漫画ってあったんだ!”

こんばんは、冬はこたつにミカンが欠かせない水叉 直です。
皆さんも、ビタミンCをきちんととって風邪予防をしてくださいね。


では早速!本日のタイトルにもある、漫画紹介を始めたいと思います!
漫画好きの方は数多くあれど、そういえばビリヤードの漫画って読んだことないな~って人は意外と多いはず。

実際、ビリヤードを題材にした漫画はほかのスポーツに比べてかなり少ないんですね、恐らく数えるほど。二桁は間違いなく行ってません。
同じ球技でもサッカー・野球に比べると断然少ないです。
スポーツの知名度の差なので仕方ないですけど寂しいですね。

今回の水叉の記事で少しでも知名度が上がれば万々歳です!
それではどうぞ!


神業続出!?「ブレイクショット」前川 たけし

まず1作目はこちら、1987年から1990年にかけて週刊少年マガジンにて連載されていた作品。
前川たけしさんの「ブレイクショット」
タイトルからして、ビリヤードの香りがしております。

前川たけしさんと言えば「鉄拳チンミ」などでもおなじみですね。
そんな前川さんの隠れた名作、ブレイクショット。ストーリーを簡単にまとめるとこんな感じです。

「主人公は高校生の織田信介。彼は自らの腕を頼りに、様々なナインボールの大会へと出場する。強敵相手に敗れながらも、信介はそれを糧にさらなる成長を見せる。
持ち前の集中力と、世界に一つだけのキューから繰り出される数々の技で、強敵を倒していくサクセスストーリー!」

こんなところでしょうか。
ストーリーに大きな起伏はないものの、わかりやすい王道の展開は読んでいてとても爽快です。現在は電子書籍でも販売されており、文庫版なら全8巻と一気読みもしやすいです。

ただ、ブレイクショットの最大の魅力、

それは「超次元ビリヤードバトル!」
これをおいて他にはないでしょう……

ここからは画像を交えてお話します。

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画像引用:ブレイクショット 前川たけし

こちらは最序盤。いたって普通のナインボール。この頃は平和でした。いかにテーブル上のボールの配置を読み取り、相手よりもはやく⑨をポケットするか。これがナインボールの醍醐味です。

雲行きが怪しくなったのは2巻から。


ライバルである加納とのバトル中。
信介優勢かと思われましたが、ここ加納のスーパーショットが炸裂します。

それがこちら

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決まりました。ショットガンショットです。手玉はひとたまりもありません......


ショットガンショットとは、手玉を粉々に砕くほどの力で玉を突き、散らばった破片を用いて複数の玉を同時に落とすというスーパープレイです。


手玉を砕く。。。意味がわかりません。
現実にそんな人がいたらドン引きです。

しかしブレイクショットの世界ではナインボールをポケットすることが正義です。加納選手のポイントになります。

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こんなド派手な技を繰り出すライバル。このままでは信介の主人公の座も危ういです。

しかし信介も負けていません。

信介は厳しい修行の末、自分だけの技を編み出します。

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「尻尾をふって敵を威嚇する! サイドワインダー!!」

信介、手玉を威嚇しています。
まさか手玉も人間から威嚇されるとは思っていないはず。
信介の行動には手玉も驚きでしょう。

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その後繰り出される一撃、これが信介の修行の成果、「ダグラスショット」
さっきまで威嚇されていた手玉は弧を描きながら目標の玉まで飛んでいきます。
写真で狙っているのは②の玉。

手玉はこの後②-⑨と複数ヒットし、ポイントをゲットします。

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信介、ポイントを取り返しました。

さらにダグラスショットは、その破壊力を増加させんとパワーアップします。

それがこちら

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「ダブル・ヘッド・スネーク
蛇が2匹になります。手玉+最初に当たった的玉の2球の玉を操ってナインボールを狙います。

もちろんこの狙いは成功。見事ナインボールをポケットします。
ビリヤードってこんな競技でしたっけ?

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これには審判も絶叫ですね。
テンションが上がって、思わず振りかぶっちゃってます。


さて、ここまでいくつかのショットを紹介してきましたが、今回紹介したのはほんの一部です。

ショットガンショット、ダグラスショット以外にもびっくり技の出現は止まりません。一部をご紹介。

エアコンの風やシャンデリアを利用したショット」
「ボールをすり抜けるショット」
「相手が突くまで気づかないほど綺麗に回転し続けるショット」
「回転の勢いを利用して、触れることなく⑨を落とすショット」
「サンダーボルト」
などなど、まだまだあります。


水叉がこの漫画に出会ったのは7歳のころ。

子供ながらに次はどんな技が出てくるのか、ワクワクしながら読んだものです。(そのときはあまりルールをわかってなかったですが......)

そんな隠れた名作「ブレイクショット」良かったら皆さんも一度読んでみてください。


令和発!新時代のビリヤード漫画「ミドリノバショ」岡Q

お次はこちら!
裏サンデー及びマンガワンにて連載中の「ミドリノバショ」
当初はWebのみでの閲覧でしたが、現在ではコミックスも発売中です。
作者の岡Qさんは、ビリヤード専門誌で約7年間連載されていたそうです。

この作品の特徴はひとことで言うと

「大人をぶった切り!女子中学生が主人公の本格ビリヤード漫画!」です。
主人公は女子中学生、蒼井 翠。
画風も相まってとても爽やかです。

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BD Billiards Days様より画像引用

この翠が。次々に現れる腕自慢の大人たちをなぎ倒していく漫画。それが「ミドリノバショ」です。ショットガンショットは出ません。


少しだけ内容のご紹介。

「中学1年生の主人公、蒼井 翠は7歳の頃からキューを握っていた。
翠にビリヤードを教えたのは祖父。
この祖父は昔は名の知れたハスラー。プロにはならなかったものの、賭けビリヤード界では敵なし、現在は京都の町はずれで小さなビリヤードを営んでいる。
翠は学校が終われば祖父のお手伝い、ビリヤードは常に翠と一緒だった。
そこに現れた元プロ選手、菅。この男が翠の最初の犠牲者となる......」
(水叉の独断による内容紹介です)


細部まで丁寧に描かれたリアルな試合展開や、頑張ればできそうな無理のない凄技。

派手さはなくとも十分引き込まれていきます。

連載中ということで、これからどんな展開になっていくのかも楽しみですね。
コミックス派の人は2巻まで発売中ですので追いつきやすいのも嬉しいです。

ビリヤードを題材にした商業ベースの漫画は久しぶりということもあり、ビリヤード界も盛大に後押ししています。
最近ビリヤード場に行かれた方は、こんなポスターをご覧になったことがあるのではないでしょうか。

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一般社団法人日本ビリヤード商工連合会様より画像引用

もう全力応援です。

そんな新時代のビリヤード漫画「ミドリノバショ」
こちらも面白いこと間違いなしです!
ぜひご覧くださいませ。


次回、「ビリヤード用語集!①」

本日もここまでお読みいただきありがとうございます!
今回はビリヤード漫画のご紹介ということで2つの漫画のご紹介をさせていただきました!

「超次元ビリヤード漫画のブレイクショット」「ミドリノバショ」ですね。
水叉はどちらの漫画も大好きです。漫画を通してビリヤード人口が増えてくれれば感激です。

次回はビリヤード用語集ということで、これまでのおさらいも含め、面白おかしく説明していきます。ぜひお待ちしています!

おやすみなさい、水叉 直でした!

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