はじめての授賞式
こんばんは、水叉直です。
これまで、小説を書いていながらも自分のことを小説家だと名乗ることはどうしてもできなかったのです。ですが、これから私は小説家です。
10日ほど前になりますが、先日いただいた「鉄文文学賞」の授賞式が、埼玉の鉄道博物館にて行われました。「鉄文文学賞」についてはこちらをご覧ください。
鉄道博物館の楽しさもさることながら、授賞式そのものも大変楽しく、これから先さらに文学の道を進むにあたって、大変心強い一日となりました。
最終選考では、審査員を務めていただいた「有栖川有栖」さん「滝口悠生」さん「温又柔」さんらによる長い話し合いが行われたらしく、その結果大賞は逃しながらも、『鉄道ダイヤ情報』の編集長賞をいただきました。
授賞式では、有栖川有栖さんからはビデオレターにより「異彩を放っていた」とのコメントをいただき、授賞式にお越しいただき講評を行っていただいた滝口悠生さんからは「大賞だと思って最終選考に臨んだ」といった、とても嬉しいお言葉をいただきました。
名前が呼ばれ、賞状を受け取り、授賞スピーチをしました。その時の映像はこちらのリンクから、もしくはinstagramで@nao_mizumataを検索していただければご覧いただけます。
そして! 今回授賞しました作品『夜行』につきましては、12月15日発売の『鉄道ダイヤ情報 1月号』に掲載されます!
夜間運転士の切実な叫びを描いた、孤独と寂寥の一作です。おもしろいと言っていただける自信があります。審査員の方々による作品の講評も掲載されるそうですので、ぜひ手に取ってご覧になっていただければと思います!
まだまだこれから精進いたします。作品を音で配信するポッドキャストも近々始めますので、文学を様々な形でご提供できればと思います。
鉄道文芸社の皆さまをはじめありがとうございました! 賞品のオーダーメイドの原稿用紙は、ちゃちゃっと使い切られるようにします!