夫婦間の考え方の違い…。
不登校の子への対応について、夫婦の間でも考え方の違いで揉めることは多いのではないでしょうか。
我が家では息子への対応や会話は、主に私が担っています。
理由としては、思春期の男子ですので、異性である母親とはいろいろ相容れない部分があるということ。
それと、母親である妻が息子の不登校を受け入れきれていないということ。
不登校の現実を受け入れていないということは、日常的に息子へ(学校へ行きなさい)、(勉強をしなさい)、などとは言わないもののプレッシャーのようなオーラを出しているわけで、そこから発せられる言葉にもトゲが含まれてきます。
そのため、息子と妻の会話は何気ない言葉でもお互いにストレスの原因となってしまっています。
私は息子が不登校になってから、関連する書籍を読んだり、自治体の機関への相談、支援者のセミナーへ参加したり、このnoteでも体験談などで不登校への理解を深めようとしてきました。
その中で自分たちの現状や心境に近しく参考になると思ったものは妻にも勧めてきたのですが、妻はそれらを見たり聞いたりすることがほとんどありません。
妻が欲しがっているのは、体験談や気持ちの持ちよう、精神論的な話ではなく、
いつ不登校がおわるのか。
学校へ行かないのなら、どのように勉強をさせるのか。
学年に見合った学力をつけさせる方法。
中学卒業後の進路、高校卒業後の進路はどうするのか。
それらの明確な答えを求めてきます。
進路が不明瞭であることへの不安は、もちろん私にもあります。
息子のゲームしかしていない背中を見ていると、取り上げて破壊して怒鳴りたい気持ちに駆られることもあります。
しかし、そんな不安やイライラをぶつけても何の解決にもなりません。
ぐっと飲み込んで、理解者としてふるまうしかないのです。
じっと見守り、不登校を否定も肯定もせず、回復を待つしかないのだというのが、これまでの体験で得た私の答えです。
ここ1ヶ月ほど、週1回くらいのペースで適応教室に通い、買い与えた市販の問題集を少しずつですが取り組むようになりました。
これは私は大きな前進だと思っているのですが、妻はまだそんなもんじゃ足りないと思っているようです。
まだまだ不登校に対応する夫婦間の温度差は縮まりませんが、さいきん出会った医師のカウンセリングや適応教室の保護者会などへともに参加することで少しでも歩み寄れたらいいなと思う今日このごろです。
次回は、カウンセリング医師との出会いや保護者会についてお話できればと考えています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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