木立見

息子が中学不登校から登校型の通信制高校へ入学。 未だ不登校継続中。 ここでは、彼を見守る日々の記録を綴っていこうと思います。

木立見

息子が中学不登校から登校型の通信制高校へ入学。 未だ不登校継続中。 ここでは、彼を見守る日々の記録を綴っていこうと思います。

最近の記事

発達障害とどう向き合うか。

適応教室で出会った医師には、2ヶ月に一度の診察を受けています。 小児科で児童精神を専門としているその医師はとても忙しく、通常であれば半年先でないと予約が取れないそうです。 先日、4回目の診察でした。 「進路は決まりそうですか?」 という医師に、登校型で単位制の〇〇高校で決まりそうです。と伝えたところ、 「そうですか…まあ頑張ってください」 と、何やらしょっぱい返答。 もしかして登校型の学校が無理だと思ってる?ちらりとそんな疑念が脳裏をかすめました。 最近の様子は?との質問

    • 発達障害といわれたこと。

      10月も終わりになり、風が冷たい季節になりました。 みなさまお元気に過ごされていますでしょうか。 我が家の不登校の息子は、大まかな進学先も決まりつつあります。 単位制の高校へ進んでみないか?と話してみました。 週に2日から4日、先生と生徒で時間割を組み立てて単位をとっていくという制度の学校です。 授業見学にいったとき、その高校は中学校とおなじように教室で数十人の生徒が机を並べて授業を受けている様子を見て、とても不安に思ったようでした。 案内の先生からは、そこは息子が苦手なグ

      • 夏休みが終わり。。。

        みなさま、ご無沙汰しております(汗) 夏休み中、いちども記事を書けませんでした。 書く時間はあったはずなのですが、いざキーボードに向かうと何を書きたいのかがまとまらず、書いては消し、書いては消し…を繰り返すうちに1ヶ月以上も時間が経ってしまいました。 このnoteを初めた時は、不登校の息子と向き合っていくさまをリアルタイムでお届けしようと意気込んでいましたが、思ったように運営できていないことが情けなくも恥ずかしいです。 この夏休みですが、親としては息子の進路について頭を

        • 不登校生の進路について。

          みなさん、こんにちは。 記事の更新が月1回くらいになってしまい、待って頂いている方がおられたら申し訳ないなぁ…と思いつつ、いまは息子の進路選びに奔走している日々を送っています。 息子も不登校ながら中学3年に進級しましたので、ぼちぼち卒業後の進路に頭を悩ませる時期になりました。 不登校でなければ、まず公立の普通科を選ぶことになったのだと思いますが、3年になってからは一度も登校しておりませんので、その道はすでに絶たれています。 かといって、就職という進路も選びにくいのが現実。

          不登校と医療の関わりかた。

          不登校そのものは、病気ではありません。 しかし、親心としては、どうしても医療にすがりつきたくなってしまうものです。 不登校の原因が何らかの病気であってほしい。 そういう確証が得られれば、その原因を取り除くことによって不登校が治るだろう。 そのような期待感をもってして、不登校初期段階の子を病院へと引っ張っていくのでしょう。 私も不登校の予兆についての記事に書いたとおり、頭痛や腹痛をうったえる息子を近所の小児科から市民病院、市外の総合病院へ連れていったり、神経内科では睡眠障害の

          不登校と医療の関わりかた。

          夫婦間の考え方の違い…。

          不登校の子への対応について、夫婦の間でも考え方の違いで揉めることは多いのではないでしょうか。 我が家では息子への対応や会話は、主に私が担っています。 理由としては、思春期の男子ですので、異性である母親とはいろいろ相容れない部分があるということ。 それと、母親である妻が息子の不登校を受け入れきれていないということ。 不登校の現実を受け入れていないということは、日常的に息子へ(学校へ行きなさい)、(勉強をしなさい)、などとは言わないもののプレッシャーのようなオーラを出しているわ

          夫婦間の考え方の違い…。

          修学旅行へ行かなかった息子の話。

          中学3年生になり、おおきな行事として修学旅行があります。 新年度をむかえ、まずそれにむかって準備が始まっていくわけですが、当の息子は修学旅行は行きたくもあり行きたくもなしといった様子。 不登校になった子でも修学旅行へは参加できるケースでは、班決めなどの準備段階から学校へ行けるようにすることが必要だそうですが、息子はその段階から学校へ行くことができず、修学旅行への参加もあきらめてしまったようです。 時おりLINEやオンラインゲームのボイスチャットで友達と修学旅行の話題に触れるこ

          修学旅行へ行かなかった息子の話。

          適応教室という居場所。

          なかなか記事の更新ができず、5月になってしまいました。 ゴールデンウィークは皆様いかがお過ごしだったでしょうか。 さて、中学3年になっても学校へ行かないことを貫く息子。 このゴールデンウィークも積極的に外出することはなく、どこか行きたいところがないか?と聞いても「ない」と、そっけない返答がかえるだけです。 そうは言っても、ろくに家からも出ずスマホやゲーム三昧の生活になってはいけませんので、適応教室という場所へ通ってみよう、ということになりました。 自治体によって制度はちが

          適応教室という居場所。

          新年度をむかえて。

          およそ一か月ぶりの投稿になりました。 コロナウイルスに罹ってからというもの、心身の不調が続いており、会社ではどうにか通常業務をこなしていますが、自宅では子どもへの対応や家事などに追われていて、なかなかnoteの記事を更新する余裕がありません。 そんな日々ですが、中学2年生だった息子はこの4月より3年生へと進級しました。 さあ、心機一転。 クラスも変われば気が向くかな?? という期待はしていませんでしたが、やはり新年度も始業式から欠席です。 3年生初日の放課後、あたらしい担

          新年度をむかえて。

          兄弟の関わりかた。

          昨日の記事で思わぬ形で紹介することになった次男のお話。 我が家には不登校の中2男子の下に、弟がいます。 年齢は10歳、小学4年生です。 性格は活発。 自己主張が激しく、自分の欲求を満たすまで折れず、それを妨げるものには兄だろうが親だろうが抵抗をやめることがありません。 ひとことで言えば、【王様】のような子なのです。 親としては伸び伸びと自由に育ってくれることが何よりの願いではありますが、それがワガママで傍若無人な振る舞いにつながっては見過ごすことはできませんので、言い聞

          兄弟の関わりかた。

          コロナにかかりました。

          みなさま、おひさしぶりです。 中学生の息子は相変わらず不登校な日々でありますが、このたび我が家に異変が起こりました。 タイトルにも記したとおり、家族全員がコロナウイルスに感染しまして、予定していた記事が書けずにいたのです。 我が家の感染の元は…これまで記事に登場してこなっかたのですが、小学生の次男だと思われます。 まず、この次男が発熱し、PCR検査の結果が陽性。 我々家族も症状が出て「みなし陽性」ということで、3月9日まで自宅療養をしていました。 次男の隣のクラスで

          コロナにかかりました。

          間違うことは、間違いじゃない。

          息子が不登校になってから、いや、その気配が見え始めた頃から、学校の先生はもちろん、スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)、市の教育相談窓口、保健センターなど各所へ相談を欠かしませんでした。 不登校に関連する書籍もいくつも読みました。 そうしてわかったことは、 「子どもは今、いろんなことに疲れ果ててエネルギーを失っている。 不登校は、そのエネルギーを回復するための時間」 であるということ。 回復するまでの期間や、不登校の間でも行動できる範囲な

          間違うことは、間違いじゃない。

          不安。それでも…。

          12月の中ごろ、個人懇談がありました。 担任の先生、生徒と親の三者での懇談です。 通常であるならば両親のどちらかが出向けばよいものを、今回ばかりは両親そろって参加しました。 この日も息子は登校しておらず、面談の時間に一緒に学校へ向かいます。 息子は終始イヤそうな態度で、それは先生を前にしても変わりません。 すでに私も妻も先生も、彼が学校へ行けないことは承知していました。 そこで、先生は息子が最近まで放課後に陸上部で楽しそうにしていたことを挙げ、部活はやりたくないの

          不安。それでも…。

          行けない、理由とは。

          2021年12月になり、いよいよ学校へ行く頻度が減りました。 この頃は、学校へ行きたくない理由として 「授業の中で隣の子と話し合い、発表や解答をすることが多く、自分は何も答えや意見を出せないので、相手の子に申し訳ない」 ということを言っていました。 ならば、そういうことがない授業、実技系なら行けないか?行ける授業だけでも受けて、あとは保健室なり早退なりすればいいよと言ってみるのですが、やはり行けません。 部活だけは行く日もあったので、心配ながらも行けるだけ良かったと思うこ

          行けない、理由とは。

          息子の選択。

          「自分はもう手遅れだ」 「自分はみんなに迷惑をかけている」 「自分のために時間を使うのは無駄だからなにもしてくれなくていい」 ある時期から、息子はこういったことをしばしば口にするようになりました。 その度に、そんなことはない、誰も迷惑だなんて思っていないし、無駄なことなんてない、そう伝えました。 自信のなさから出てくる言葉なのでしょう。 そんな折り、息子が学校から持ち帰った塾のチラシに、無料体験募集とあったので、行ってみるか?と問うと、行く。と。 そこには、1週間で2

          息子の選択。

          うしなったもの。

          息子が学校を休みたい、行きたくないと言ったとき、私や妻が彼になにを言ってきたか。 それは、不登校になりそうな子にとっては全く理解のない言葉ばかりでした。 とくに2学期になり、足の痛みから行きしぶりを見せはじめた頃。 「足が痛くて歩けへん」 「なに言ってんの。お医者さんは歩くのは大丈夫って言ってたやろ」 「でもほんとに痛いねん」 「じゃあバスに乗ってでもええから行きや」 「。。。」 たしかに整形外科の先生からは、歩くぐらいのことは問題ないと言われていました。それ

          うしなったもの。