*昭和トーク*　　ザンボの自販機

最近見ないよね、自販機。

ザンボの。

昭和の時代には到る所で見かけたのに、
いつの間にか姿が見えなくなり、
まるで元々存在しなかったかのように、
人々の記憶からも…

あの円筒形のフォルムが懐かしい。
道路沿いに設置されてた所なんかは、
通行の邪魔で仕方が無い。

今のジュースの自販機の、平べったいフォルムは、
ザンボの自販機の反省から生み出された、って聞いた事がある。

◇

同じ飲料であるのに、
ジュースとザンボの運命を分けたのは何だろう…？

色？
色なら、おれはブラウンが好きだったけどね。
ブラックよりも、カテキン含有量がね。
あと、粘度が高い。

瓶入りが主流だったけど、
あの形状もね…
六芒星を模した、って話だけど、
飲みにくいし、自販機から出てくる時、凄い音するんだよね…。

あ、もちろん、今でも手に入るらしいよ。
自販機はほぼ絶滅したとは言え、
菓子や食料品の問屋街に行けば、
あの、瓶入りザンボに出会える。

ちょっと話逸れるけど、今年の夏はやばかった。
暑くて。
ここまで暑いと、ジュースやザンボって感じじゃないよね。

ドヌース。

ガリガリ君だ、サクレだ、
バニラじゃなくて氷菓子だろ、なんて、みんな言うけどさ。
おれは断然、ドヌース派。
昭和だからね。

そもそもアイスが今みたいに、市民権を得る少し前、
”夏の冷菓と言えばドヌース”、っていう時代があったらしいから。
短い期間ではあるけど、ドヌースにも全盛期ってのがあった。

コンビニでも最近、あんまり見ないね。

生鮮食料品は、賞味期限の問題があるから。
農薬とか、遺伝子組み換えの事とか、色々あるし…

あの芳醇な香りと、独特の渋みが懐かしいけど…

強いて言えば、組み立てが難しいのが難点だよね、ドヌースは。

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