③復職までに必要なこと・復職してからの働き方
復職までに必要なこと
復職までに必要なことは、自分自身の体調の回復と、医師の復職許可と、会社の復帰許可3つが必要になります。
休職中は職場にお願いした通り最低限の連絡しかなく、逆にちょっと不安になりました。休職してちょうど3週間経った頃、窓口になってくれた人事課から電話が来ました。
診断書の休職期間が終わるちょうど1週間前です。職場復帰に関してのお電話でした。
あと1週間で休職期間が終わるけど体調はどう?と言った確認の電話です。最初はすぐには復職できないので「まだお休みが必要なので再度診断書を提出して延長になりそうです」と伝えました。
休職してそろそろ3か月に入ろうとするタイミングで、通院先の医師から復職の許可が入りました。
私は通院先の医師から、現部署ではなく以前働いていた前部署に戻る方が良いのではないかというアドバイスをもらっていました。
そのアドバイスをもとに、人事部と復職の相談の電話をして、後日人事課と直接面談を行いました。
適応障害を発症した部署に戻ってもうまくいくイメージがまったく浮かばず、悲観的な気持ちになっていた私。
以前数年前に働いていた部署に異動することが決まったので、安心感とともにやっと完全に治りそうな兆しが見えてきました。
私は休職中は前記事でも記載した通り、ジャーナリングで自分の感情を整理したり、自分の思考の癖に気づいて、そこから対応策を考えてきたため、復職が決まってからもこのジャーナリングはずっと続けようと決めました。
復職から現在
復職最初の3か月は、基本的に週3~5日で働きました。
私の場合、仕事が看護職だったので夜勤がもともとある仕事でした。
完全シフト制だったので、体調をコントロールするため夜勤は一切やらないと通院先の医師と相談し、人事部と調整を行いました。
たったの5日間、月曜日から金曜日まで職場に電車にのって通勤するだけでも、ものすごく疲れて休日はほぼ寝たきり状態でした。
復職後は適応障害に発症する部署には戻らず、以前元気に働くことができていた部署に異動し、自分が日中体調が悪くなっても早退できるように業務内容を軽くしてもらいました。
具体的には患者さんの受け持ちはせずに、フリー業務といって他のメンバーをサポートしたり、メンバーが回れていないケアを手伝ったりする感じでした。
復職してから1か月間は、2週間に一度上司や主任と面談をして困っていることなど伝えたり、相談したりしました。
復職して3か月はほぼ日勤だけで、慣れてきたら遅番に入りはじめ、3か月すぎて通院先の医師との面談で夜勤OKが出たタイミングで少しずつ月に2⁻3回など回数を少なくして夜勤業務に入っていきました。
私が復職して最初に困っていたことは、マルチタスクができないことでした。
看護師の仕事は基本的にマルチタスクが当たり前です。
一人で複数人の患者さんを受け持ち、患者さんに関わること(ケアや薬剤管理、他職種との協同など)を行います。また他にカルテの入力なども実際に働きながらオンタイムで入力していきます。
なので、体調が少しずつ完全に戻るまでは、一つずつの仕事を消化してから次の仕事ができるようにしたいと伝えました。
ありがたいことに、一つの仕事に慣れてから次の仕事を頂けることに。
今でもやることが複数重なりすぎると、頭がパンクしそうになって焦ったりしますが、自分なりにやり方を変えて対処するようにしています。
例えば、「今忙しいのでちょっと待ってください」と伝えたり、「このままだと仕事が終わらなさそうです」と早めにSOSを出すようにする。
以前の私はこれがなかなか言えなかったので、考え中や作業の最中にいろんな人に話しかけられ、すべて中断することばかりでした。
復職して2年以上経っている現在も、
時々「今はちょっと待ってほしい」「今忙しいので少し待って!」と言葉で伝えたりしながら仕事をしています。
< ここでのまとめ >
・自分の困っていることを率直に伝えてよい。
・最初は少しずつ職場に通うこと、一つずつ業務に慣れていくことを始める。無理をしない。
・これまでの仕事のやり方を見直して、変えてみると気持ちが楽になる。
この投稿が復職で不安を抱えている方の支えになると嬉しいです。
休職中はどうしても復職のことを考えると先が見えなくて
余計不安になってしまったり、気持ちが落ち込んでしまったりします。
ですが、復職までの手順や復職してからの働き方・対策が分かればその見えない不安は次第に軽くなっていきます。
休職中の過ごし方や復職してからのことで気になることがありましたら
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