1月20日 大寒。
今日、二十四節気でいう「大寒(だいかん)」を
迎えました。
「何のことやら?」と思われた方は
これを機に是非
寄っていってください。 オイデー⸜(๑⃙⃘˙꒳˙⸜๑⃙⃘)
大寒
1月20日頃。および立春までの期間。
寒さがさらに厳しくなり
1年中で最も寒い時季です。
小寒から立春までの30日間を寒の内といい
大寒はその真ん中にあたります。
寒気を利用した食べ物
(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込むことを
寒仕込みといい
この時期は最も適しているとされています。
欵冬華(ふきのはなさく)
初侯 1月20日〜1月24日頃。
その名の通り
フキノトウが出始める頃となります。
款冬とはフキのことで
その花茎をフキノトウといいます。
フキノトウは
春一番に最も早く食べることができる山菜で
野山や道端など
日当たりの良い場所に自生します。
冬ごもりから出てきた熊は
フキノトウを最初に口にすると言われています。
カロテン・ビタミンB1・カリウムを含む
フキノトウを食べる冬眠明けの熊さんは
それを知ってのことなのでしょうか。
たまたまなのだとしても
こうした自然界の持ちつ持たれつの関係性に
敬服するばかりです。
水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
次侯 1月25日〜1月29日頃。
厳しい寒さで沢の水さえも凍る頃となります。
大気の冷えがまさに底となるこの時期は
池や沼の水面の氷が
溶けたり凍ったりを繰り返しながら
厚みを増していきます。
その年の最低気温が観測されるのも
この頃が一番多いということで、納得です。
多少、寒さに体が慣れたからこそ
この大寒を乗り越えられるのですよね。
雞始乳(にわとりはじめてとやにつく)
末侯 1月30日〜2月3日頃。
春の気配を感じた鶏が
卵を産み始める頃となります。
養鶏が中心となった現代では
分かりづらい状況となってしまいましたが
本来、鶏の産卵期は春から初夏にかけてであり
卵はその時期にしか生まれない貴重品でした。
そうしたことから卵の旬は2~4月ですが
無精卵は一年中味わいや質に変化はありません。
時計のない時代は
時を告げる鳥として神聖視されてきた鶏。
雄鶏特有の甲高い鳴き声は
朝の訪れを知る手段とされてきました。
鶏は夜明けを知らせることから
古来より神や精霊の時間である夜と
人間の活動する昼との境目を告げる
霊鳥だと考えられてきました。
そんな鶏が冬の終わりも告げてくれるのですね。
おわりに
この時季の旬の食べ物には
菜の花、小松菜、大根、山芋、金柑、
ワカサギ…などです。
大寒の最後の日が節分、翌日2月4日は立春です。
それ以降は日が次第に長くなり
少しずつ暖かくなっていきます。
〝三寒四温〟という言葉のように
厳しい寒さが3日続いてその後4日は暖かくなり
少しずつ季節が移り変わり
寒い中にも少しだけ
春の気配を感じられるようになっていきます。
春になるのは嬉しいのですが
あたたかいお茶やコーヒー、お鍋やグラタン…
寒さの中にある幸せを
もう少しだけ味わいたいと思うのでした。
(↑ただの食いしん坊(*´ч`*)♥)
最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまたね。
【参考引用元】
暦生活
日本の行事・暦
暮らしのほとり舎
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みるみる かろやかに生きるマガジン
2022年3月にスタートしたお試しマガジンです。 かろやかに生きるって何だろう…と、きっと思われるでしょう。 かくいう私も試行錯誤しなが…
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