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赤いきつね問題・ジェンダー論ではないという見方

私もまだ理解が足りていない部分があるので、リュウジ氏の動画やコメント欄を見て考えていた。

以下は、上の動画より引用。

上のようなコメントは「男性はあの動画を性的に感じるはずであり、それが女性には不快である。」という趣旨で、対するリュウジ氏は男性でありながらその動画を性的に感じていないのでピンとこない。まったく話がかみ合わないのである。
果たして「男性はあの動画を性的に感じるはず仮説」は正しいのか、というのが私がここ数日悩んでいた点だ。それが女性陣の思い込みであれば、彼女らにとってもハッピーな結末ではないか、とも考えていた。

しかし、こちらのコメントを読んで、新しい観点に気付いた。

なるほど、「男性はあの動画を性的に感じるはず仮説」が正しいかどうかは関係がないのだ。

日本人の姿が許容できない程度に茶化されて表現された映像があったら、私は不快に思う。仮に、欧米人から「何が問題なのか分からない。思い過ごしでは?」と言われてもである。むしろ、そんなコメントは私の怒りを加速させるだろう。

一部の人が怒っているのは、自分の属性を、自分が許容できない方法で表現されているから、ということなのかと、ようやく腑に落ちた。

リュウジ氏が煽りコメントに応えて再現ビデオまで作成してしまうのは素直が過ぎるといったところであるが、彼も多様な意見への歩み寄りの姿勢を見せている。
良くも悪くも、この一件で、ジェンダー表現とは?差別とは?という世の中の議論が深まった。引き続き自分自身のテーマとして考えていきたい。