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自閉症の「長所」に目を向けよう

こんにちは。

この記事では、発達障害を持つお子さんの中でも「自閉症」の特性を持つ子どもたちが持つ素晴らしい長所についてお話しします。

私自身、知的障害を持つ妹とともに過ごした経験から、「特性」には一見大変そうに見えることの中にも、大切な「才能」「個性」が隠れていると気づきました。

支援者として日々お子さんと接する中で、改めてその「強み」に感動することが多々あります。

お子さんの発達特性に戸惑うことがあるかもしれませんが、「強み」に目を向けることで、保護者の方自身の安心感や、お子さんへの見方が変わるはずです。

自閉症の特性が生む「強み」とは?


自閉症の特性は、見方を変えると素晴らしい能力や特徴であることが多いです。
以下にいくつかの「長所」を挙げてみます。


自閉症の素晴らしい長所

1. 集中力が高い

自閉症のお子さんは、自分の興味があることに対して驚くほどの集中力を発揮することがあります。
たとえば、絵を描くことや数字、パズル、科学など、一つの分野で深い知識やスキルを身につけることがあります。

保護者の方も「こんなことができるんだ!」と驚かれることが多いです。

2. 正直でまっすぐ

自閉症のお子さんは、良い意味で「嘘がつけない」「まっすぐ」な性格を持っていることが多いです。

これが、信頼できる人間性として周囲に愛される理由になります。

3. 規則性やパターン認識に優れる

多くの自閉症のお子さんは、規則性やパターンを見つける力に優れています。

これは、数学や音楽、プログラミングなど、規則性を重視する分野で大きな強みとなります。

4. 繊細で感性が豊か

自閉症の特性として感覚過敏を持つ場合もありますが、これが「芸術」や「音楽」などの分野で活かされることがあります。

色彩の組み合わせや音の違いに気づく力が優れているお子さんもいます。

5. 物事に独自の視点を持つ

自閉症のお子さんは、周りと同じ考え方をするわけではありません。

その結果、独創的なアイデアや視点を生み出す力を持っています。

この「違い」が、将来の大きな可能性に繋がることもあります。

長所をどう伸ばす?

自閉症のお子さんの「長所」を伸ばすためには、周りの理解とサポートが欠かせません。

1. お子さんの「好きなこと」を見つける

何に興味があるのかを一緒に探してみましょう。
得意分野に触れる時間を増やすことで、自信をつけるきっかけになります。

2. 環境を整える

自閉症の特性を活かすには、お子さんが安心できる環境が必要です。
無理に特性を変えようとするのではなく、個性が輝ける環境を整えましょう。

3. 成功体験を積み重ねる

小さな成功を繰り返すことで、自分の力を信じるようになります。
親御さんが「すごいね!」「よくやったね!」と褒めることも、何よりの励みになります。

4. 周囲に特性を伝える

お子さんが周囲と過ごす中で、自閉症の特性を理解してもらうことが大切です。
保護者として「うちの子はこんな素敵な面を持っています」と伝えることも支援の一環です。

自閉症の特性が未来を創る

自閉症の特性は、周囲の理解や環境が整えば、驚くほどの力を発揮します。

たとえば、歴史上の偉人や現代のイノベーターの中にも自閉症スペクトラムの特性を持つ人が数多くいます。

大切なのは、お子さんの「特性」を否定するのではなく、その「特性」を活かして、未来を切り開く手助けをすることです。


さいごに

保護者の皆さんが感じる不安や戸惑いは、ごく自然なことです。

でも、その中に隠れている「長所」に目を向けてみてください。

私も一緒に、お子さんの未来を考えながら支えていきます。

少しでも話を聞いてみたい、相談したいという方は、いつでも気軽にご連絡ください。

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