「虚子に学ぶ俳句365日」週刊俳句編 を読んで
ボクの俳句の教典「20週俳句入門」藤田湘子著に、名句の暗誦が大事だ、とあり、生まれて初めて買った句集でした。
俳句のプロによる的確で分かりやすい解説がついていて、とても取り組みやすかったです。
初めて買う句集としても、すごくお勧め。
一日二句ずつ進み、新しい八句を書き写し、朗唱。
そのスタイルで、池田澄子、正岡子規、も取り組んでいます。
楽しくなってきて、中村草田男の骨太の句集にも手を出してしまいました。
句集を読むことで、ボクの俳句に表現の幅や深みが出てくるようです。
季重なりか何かで選外になった俳句ポストへの投句。
遠泳は海の高さや南風 ぉ村椅子
は、この本の「蓴(ぬなわ)生ふる水の高さや山の池 〜虚子」から発想。
池を深さではなく、高さで表現しています。
遠泳で泳いでいた時、海水がなかったら、相当な高さだよなぁ、と思った実体験のボクの句でした。
句集を読んで勉強すると、自分の俳句のカタが外れて、自由な表現が可能になるようです。