源氏物語読んでます(2024年10月19日)
「光る君へ」が面白く、ドラマをもっと深く楽しみたいと思い源氏物語を読み始めたのであるが、最初に手にした田辺源氏との相性が悪かったようで、早々に積読になった。
ところが、角田源氏を読み始めたら面白い。
面白くて止まらない。
田辺源氏はざっくりと光源氏の生い立ちを書いていて、空蝉が早々と登場するのに比べ、角田源氏は訳の運びか忠実であるのだ。たぶん。
高校の時教科書では分からなかったが、桐壺の更衣を亡くして鬱々と悲しむ帝のご様子がたっぷり書いてある。
なるほど、一条帝がこれを読めば、定子を亡くした自分の悲しみを物語ってくれたと感じたのではないか。と納得出来るのである。
訳者によってこんなにも違うのですね。
まだ読み始めたばかりですが、与謝野源氏を推す方がいたので、いずれは読み比べたいと思う。