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ライバルいます(2024年9月9日)


階段で息切れし、倦怠感を覚えるるようになった49歳の時に受診した病院で「心房に穴開いてますね。生まれつきですね」と言ったドクターに、
わたしは驚きながらキレ気味に言った。
「先生、もう人生の半分は過ぎてますけど⁈」

昭和漫画世代のヒロイン濃度高めの心臓に何かある少女という立ち位置だったはずなのに。
単なる運動オンチの子で終わったではないか。
49歳で分かっても、もう取り返せない。
なんか、損した気がしてのキレ気味発言となった。

とはいえ、専門病院で手術し、経過観察も終えたあたりから運動を始めた。なにせ術後は体調がいいのだ。

毎年の定期検査で、
「筋トレ始めました」
「2キロ泳げるようになりました」
「30キロウオーク完歩しました」

報告するたびに驚いて喜んでくれた執刀医も、もう慣れて驚かなくなったほどのスポ根ぶり。悲劇系ヒロインのなりそこないからの我ながら見事な転身ぶりである。

今年のトレッドミル運動負荷検査は14.4メッツでした。
くらこ61歳、ライバルは去年の自分です


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