
Photo by
mortalcoil40
哀しくとも人生は続く「光る君へ」第47話(2024年12月10日)
「先の戦から80年になります」
そうそう、第二次世界大戦から来年で80年だ。
えっ?現代の話じゃないの?
平安時代? あー将門の乱か。
放送日が12月8日の真珠湾攻撃の日だったから混乱したよ。
「武力に頼る世になってはいかん」
道長の言う通りだ。
勝手に他国に押し入り、蛮行の限りを尽くした刀伊(女真族)をなんて野蛮なんだろうと思った。
舟で海を渡る技術はあるのに。
だが、世界に目をやれば、あちこちで似たようなことが起こっている。今、現在。
道長、残念ながら千年経っても人の愚かさは変わりません。
月まで行ったことがあるのに。
今回の大河が心穏やかに見られたのは、戦という大河の定番が、刀伊の入冠以外になかったからだ。戦闘シーンが今はつらい。キングダムも結局見れなかった。
隆家が周明の死を哀しむまひろに言う。
「哀しくても苦しくても、人生は続いていくゆえ、仕方ないな」
帝の前でも不遜な態度だった中関白家の次男。
父関白の死と、自分がやらかした長徳の変で、あれよあれよという間に没落。そして太宰府で自分の生き方をみつける波瀾万丈の人生をおくった男。説得力があって余りある。
土御門家の渡殿。
まひろがここで道長に最初に出くわしたのは、父為時の仕事のために奔走していた時で、あの時の道長は立場と驚きの余りまひろの前を素通りした。
二度目は、藤式部として彰子に仕えていた頃。オフィスラブ感全開で、2人で交わす視線に見てるこちらがヒヤヒヤした。
三度目の今回。出家してまひろの無事に安堵した道長の顔からは、独占欲も消えたように見える。そこに北の方からの呼び出し。
来週が最終回かー。
8日の47話の放送前に、「光る君へ」コンサートの模様が放送されていた。
数々の美しい音楽に包まれた大河だと再確認。