【読書】常勝集団のプリンシプルを読みました
帝京大学のラグビー部の監督をされて、9連覇を成し遂げられた岩出監督の書籍です。
この本には新しいリーダーシップのあり方、人間関係、チームワーク、強い組織、風土や文化など、勝ち続けるために非常に参考になるtipsがぎゅっと濃縮されています。
大学は4年で人が入れ替わるので、9年勝ち続けたのは、単にある時期の個人やそのチームが良かったことを超えたところに秘訣があり、それが理解することができます。
元々は私が務める会社の社長の勧めで読んでみました。
国内で3万人弱に向けて、勧められていたので、よっぽどかと思ったのもありますが、期待を超えた非常に良い本だと思います。
マネジメントに携わる方はもちろん、これからの子供の教育にも参考になると思います。
時々読み返したいと思います。
以下、メモです。
◾️勝ち続ける組織とは、自律型の組織
・メンバー一人一人が自律的に考え、行動し仲間と助け合いながら、自己学習、成長する組織や集団
・俺に付いて来い型の上司では指示待ちの部下が増えてくる、全体では弱くなる
・まずはトップやリーダが変わらなければならない、センターコントロール型から自律型組織に変わる必要がある
・メンバーの自律を促す心のマネジメントに精力的に取り組むことがリーダーの役割
・自律的組織の究極な目的はメンバーの人間的な成長とイノベーションを生み出す能力開発
・適応パフォーマンスを発揮できる能力を身に着けるためには、事前に相手の戦力や戦略の分析をすることが大事である。不測の事態にパニックになれば敗北は決定する。
・不測の事態に対応するには、素早く伝わるコミュニケーション能力とメンバー間の信頼関係が重要
・普段の練習、生活を通じてフロー状態に入る技術を身に付けることが重要
・集中力、フロー状態に入るメンタルトレーニング
→フロー状態とはワクワクする楽しい時間に思える状態、伸び伸びプレーができるようになる無敵モードのような状態
・最強のモチベーションはお金ではなく楽しさ
→楽しさはモチベーションが最大になり集中力が上がり能力が全快になる
・どうしたら楽しさを感じるようになるのか・精神的余裕がある組織文化を作る
→心理的エネルギー、新しい環境への適応にたくさん使う
◾️モチベーション3.0
→人のモチベーションが最も高まるのは内側から湧いてくる興味や楽しさ
→その行為をすること自体が報酬になっている
・なぜそれをするのかをきちんと理解すること
→今の時代、意味がわからない指示や命令には強い反発を覚える
・言いたいことを言わせて質問して、じっくり聞き、それを発展させていく役に徹することが重要である
→下級生に話をさせて、やるべきことを具体化、論理化、意識化させる。なぜそれが大事かうまくできるかをイメージさせる
・自分が将来どうなりたいのか
→短期、中期、長期、いつから何を準備すれば良いか
・自分で決めたようにしてあげる
・脳が疲れるまで考えてもらう
・しっかり共感できる部分があると組織の中にさらなる信頼とエネルギーが湧いてくる
◾️内的セルフケアの3つの要素
→環境を整える、体を整える、マインドを整える
→毎日やることは深呼吸をゆっくり、自分で最高にいいと思う表情を心がける、気分良くして、この状態で練習や試合に入ること
→腕組みは不安や怒りの現れで、ネガティブな印象を与える
・応援したくなるような人を目指す
→惹きつける魅力が必要
◾️情報伝達スピードをあげる手法「SBAR」
→Situation状況、Backgrand背景、Assessment評価、Recommendation提案
・楽しさに勝るものはなし
・周囲に幸せを与える人になる
◾️フロー状態:集中して何かに取り組んであっという間に時間が過ぎている
①高度に集中し没頭している
②現実離れした我を忘れる感覚
③目標が明確で何をどうすべきか心得ている
◾️フローに入るための鉄則
①明確な目標を定め心理的エネルギーを集中させる
②あらゆることに成長のマインドセットを持っている
③今のレベルよりちょっと上にチャレンジしている
④即座にフィードバックがあるもの
⑤大事なのは現在
⑥楽しさを活動の中心におく
⑦間接的な動きを少なくすること
→感情的、惰性など
◾️リーダーシップの3つの条件
①共感力を身に着ける
②横の人間関係
③与える人へ、周囲を幸せにする
④面白おかしく
⑤演出家
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