“10の姿” その5「社会生活との関わり」
「昨日ね、ママが忙しくてね、パパがね、お料理手伝っていたの」「金沢自然どーぶつ公園にいったらね、ばーばのね、手をつないであげたの」
子どもたちは、色々なお話をしてくれます。特に、家族や身の回りの人のお話には、子どもたちの優しい思いが溢れています。
例年、みくに幼稚園では地域の行事への参加や、老人施設の皆様との触れ合いなど、多くの外部の方々との交流がありました。
残念ながら今年は、現在のところ見通しが立っていませんが、社会情勢が落ち着いたところで、また、園外にも出ていきたいと思います。
最近、2歳児のプレクラスの子どもたちも、私を「みくに幼稚園の先生」と認識してくれたようで、「せんせ、かたつむり見ようよ🐌」と誘ってくれます😚
もちろん、担任の先生が大好きで、先生の姿が見えなくなると「○○せんせ~💦」と探したりしています。
自分とのかかわりの中で、自分とは違う人の、立場や役割も理解し始めているのですね!社会性の芽生えです。
小さな家族単位の“社会”から、先生やお友達と関わる集団生活の”社会”。そして、幼稚園での様々な体験を通して、子どもたちの活動範囲はどんどん広がって、さらに深まっていきます。
幼稚園教育要領原文
家族を大切にしようとする気持ちをもつとともに、地域の身近な人と触れ合う中で、人との様々な関わり方に気付き、相手の気持ちを考えて関わり、自分が役に立つ喜びを感じ、地域に親しみをもつようになる。また、幼稚園以外の様々な環境に関わる中で、遊びや生活に必要な情報を取り入れ、情報に基づき判断したり、情報を伝え合ったり、活用したりするなど、情報を役立てながら活動するようになるとともに、公共の施設を利用するなどして、社会とのつながりなどを意識するようになる。