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不妊治療で一気にお金が吹っ飛んで感じたフリーライターの戯言

私は、とあるフリーランスのライターだ。

40歳の私は、現在不妊治療をしつつ執筆作業に励んでいる。(そこまで今はガツガツ仕事してないけど)

正直、不妊治療を始める前までは「これだけお金あれば大丈夫だろう」「お金がなくなっても、また数本記事を書けばいいさ」と甘く見ていた。

しかし治療が進むにつれ、予想を遥かに超える治療費、注射の副作用によるフラフラ、完全回復に一週間かかった採卵、予期せぬ謎の緊急検査、連日飲まなければならないお薬、挙句の果てにはまさかの膣座薬投入。おかげさまで、連日白目剥いている。

この膣座薬がね、きっついのよ!!

これをだな……

こーしてこーして、あーしなきゃいけないんだよ!!!!
上手くできるのか、マン○を鏡で見ながら入れてるけど、思い起こせば私、オナ○〜とかしたことないから!!マン○を鏡で覗くだなんて、中学校の時に好奇心で1人こっそり部屋でやってみたくらいだよ!!こんなの無理ゲー!!!

そんな感じで、治療費のみならず、体や心の不安も日々募ります。おまけに、お金も一気に100万位消えるので、もはや恐怖しかありません。

そこで、高額すぎる不妊治療費がかかる度に思ったのは、お金を稼ぐための仕事まで辛い思いをしたくないという思い。

できれば、楽しくお金を稼ぎたい。人間ストレスを抱えたくない。そして、仕事はできれば短時間で済ませたい。

しっかし、こんなことをブツブツボヤいていると、なんだかどこかの高知にいるヒョロヒョロメガネ君による発言みたいになってきた気がする。(彼、ある意味フリーランスの煩悩のみを追求し続けた最終形態のような気もするのよ。煩悩凝縮型なので、ある意味羨ましくもある存在。なろうとは思わんが)

もちろん、私が今行ってるフリーライターの仕事は、必ずしも楽なことばかりではない。誰でもできるかと言われると、決してそうとは言えない。

ただ、私的にはサラリーマン時代よりもストレスなく仕事ができているので、その点は大きい。

クライアント様達のやり取りでも、とくに大きなトラブルを受けたことがない。

それに、サラリーマン時代は真面目に仕事しても叱られたのに、フリーになってから真面目にやってるだけで凄く褒められる。返信早いってだけで、助かりますって声をかけてもらえる有り難さ。

この仕事を始めた頃は、世の中にこんなに優しい世界があったのかって驚いたよね。

逆に、クライアントさん達と揉めてるって言う方達は、一体何をやってるのだろうと思ってしまうのが正直な本音。

多分、普通にやり取りしてたら揉めることってまずないよね。それとも、私がたまたま運がいいのだろうか。うーん。

報酬面でも、数年前は「こんだけ書いてこれだけか……。でも仕方ないよね、記事を書くだけの仕事だもの」と思っていたのが、

最近では「えっ、こんなにいいんですか?」と嬉しい悲鳴となりそうな案件が増えるようになった。

もし、私が数年前と同じ状況のまま何も変わらず今を迎えているのであれば。おそらく、今は別の仕事をしようと考えていたのではないか、と思う。

そして、一瞬にしてお金が吹っ飛ぶ不妊治療にチャレンジしようとは思わなかったのではないかと思う。

だって、仕事で大変な思いをしてまでして、あの高額な治療費捻出しようって思えないもの。とくに、治療が進むにつれてよりその想いが強くなった。

書くことは、確かに好き。でも、実のところそこまでライター業に執着していない。

そもそもライター始める前は、夫に「半年頑張って成功しなければパートに出る」と伝えていたくらいである。

だからこそ、ある意味案件選びも冷静だったのかもしれない。自分の中で、仕事内容と報酬に納得いくから続けている。

となると、不妊治療もガツガツ執着しない方がかえっていい方向に進むのかもなぁと思ってみたり。

しかし、最近ではどうやらクラウドソーシングあたりで低単価案件が増えているらしい。今から始めようとすると、昔以上に過酷なスタートになりそうだ。そして、多くの同業者達もこの出来事に心を痛めている。

また、同業者が低単価案件に応募する人が増える度に発狂してしまう理由のひとつに、業界全体の単価が落ちるという問題がある。

ただ、私が思うにフリーランス系の仕事は、その人次第というイメージがある。そもそも、上と下の差は著しく激しい。

いくらこの仕事に上下関係はないと言っても、報酬面は人によって大幅に違うのが現実。

フリーランスの仕事は、まさに芸能人のCM報酬ランクのようなものだと思う。

だから、既に売れっ子の人たちからすれば痛くも痒くもないし、逆を言えばいつまでも単価に伸び悩んでいる人ほど不安を感じるようになる。

この不安をなくすには、人気のメディアを作るとか、この人にしか書けないネタがあるとか(専門性が問われる場合、実務も必要な気がしてきた)個性とか。

おそらく、何か突き抜けるものが必要な気がする。

さて、私に何があるだろう?婚活15年の地獄、スピ沼にハマった時代、手相占い……うーん。弱いな(笑)

今なら不妊治療中のネタを細かくnoteに上げてるというのもあり、確かに「すごく詳しいですよね!もしかして、妊活の記事書けますか?」という依頼を貰ったこともある。

とりあえず、マメに自分の思いを配信していこう。

とくに突き抜けたものがないなら、もう真面目にコツコツ続けるとかしかない気がしてきた。

どうせこれだけ治療費にお金かかってるんだから、その体験を生々しく書くのもアリかもしれない。

これまで、私は実に多くの不妊治療ブログ記事を読んできた。

その理由は、ただ単に転院の検討とか、今通ってる病院で卒業している人、失敗した人の声を探したかったから。

ブログには、いくらお金がかかったとか、どの病院がいいのか、大変さなど細かく書いてる記事は多かったものの、「フリーライター✖︎不妊治療」の人、不妊治療における夫婦のやり取り、下ネタ、それから採卵状況を生々しく書いてるのはどうやら私くらいの様子。

こうやってネットをエゴサし、私しかできそうにない表現をピンポイントで探し続ける。そう、自分だけのブルーオーシャンだ。

これが私がライターとして楽しく仕事しつつ、なおかつ個性を活かす術でもあります。(まさかのノウハウかよ)

せっかく時間に融通もきいて治療ができるのだから、仕事も治療も頑張ろう。ヨシッ!

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