「うのこの滝へ」そこは神秘空間だった!〜水と龍の旅九州編「うのこの滝」④
振り返るとやつがいた!
この時は本当にびっくりした。
そして、ちょっと怖いくらいだった…
朝、高森のバス停で見た「あいつ」が、悠々と空を泳いでいる。
髭も2本だし、仲間もいそう。
「うのこの滝」では、私と娘だけになった。遊んでいる時、ふと振り返ると空に龍雲が出現していたのだ。
https://note.com/mikumari_shihori/n/n10368951ed04
・幣立神宮からはタクシーで。宮崎県側の滝です。
幣立神宮でタクシーを呼ぶと、あっけないくらいすぐに来てくれるという。慌てて本殿で預かっていただいた荷物を取り、あの石段を下る。(汗!)
こんなことなら行きもバス停ですぐ呼べばよかったけれど、全てほどよい時間に設定されていたのかもしれない。
宮崎県側の「うのこの滝」へとお願いする。幣立神宮は熊本県なので、うのこの滝も熊本かと思っていたら、宮崎県側にもあったのだ。
プロローグで書いたように、アカシックを読むれもんちゃんが見た「その滝」の写真は、宮崎県側のものだった。
タクシーの運転手さんは、「あんな所に?」という感じだったが、キャンプ場の駐車場まで行ってくれて、「ここから道を降って行ったところにある。」「1時間後に迎えに来る。」ということで、荷物を預かってくれた。今思うと本当にラッキーだった。
かなり急な階段などの道だったので、荷物があったら行けない所だった。
旅程を立てる時には、荷物のことをよく考えなくては!というのが、この日の教訓だった。
途中に滝が見えたが、それではないようで、道は続く。
・思わず足がすくんだ神秘的な空間
降り切ったところで、足がすくんだ…
まるで「何かいる」というような、翡翠色の水を湛えた池があった。
その池に小さな白い滝が落ちている。
この先に進んでいいのだろうか?誰もが躊躇しそうな雰囲気だ。
「その滝の裏まで行ってください。」とれもんちゃんに言われたが、事前に行った人のブログなど読むと、けっこう落石があるとのこと。
実際現場に行って見てみたが、
「ごめん、れもんちゃん。私だけあそこまで行って落石にあったら、娘が大変。」と思うくらい落ちたような石があり、さすがに命をかけることはできない。
うのこの滝は、山の中にすっぽり開いた穴のよう。
例えると巨大なコップの中に入ってきたみたいで、
池ともいえる滝壺の周りは、ぐるっと柱状節理になっている。
柱状節理といえば、高千穂峡が有名だが、ちょうどあのくらいの高さの壁がぐるっと丸くなっているよう。
さらにその一部に凹みがあり、そこまで行くことは行けそうだ。ただし落石の危険がある。
その時思ったのは、この円形の池に、上から円盤型のUFOが水面に降りてきたら、そこの凹みで待っている人がちょうど乗れるなぁという感じだ。
タクシー乗り場ならぬ、円盤乗り場⁉︎
・滝に正対してみる
龍の棲まうような翡翠色の滝壺と、不自然なほど小さな滝。
普通は滝があれば、流れがあり川になっていくのだけれど、
ここには流れも川もないのだ。
娘が、「ママ、こっち来れるよ!」と呼んでいる。
滝の裏には行けないが、正面には行けそうだ。
ゴロゴロしている岩で足をくじかないように注意して進むと、滝に正対するところに白砂の浜があった。
誰かがここを作ったのだろうか?
円形の崖から白い小さな滝が池に落ちて大きな滝壺。そこに立つと、「私が古代の巫女だったら、ここで祭祀をしないことはないな。」という思いが湧いてきた。
こんな思いが出るなんてと思ったが…
先ほど降りてくる時にいた二人組の人たちは、私が立ちすくんだ場所から滝の写真だけ撮って引き返して行った。
・娘と二人きり滝で遊んでいたら…現れた!
こんな神秘的な場所に娘と二人きりになったが、まだまだタクシーのお迎え時間まではある。
気がついたら、お昼を食べる間もなくここまで来たので、持っていたお菓子をのんびり浜でいただく。
しばらく「滝を飲む」写真撮影などして遊んでいた。
ふと後ろの山の方が気になり、振り返ったとたん息をのんだ。
朝の雲でもびっくりだったが、まるで悠々と移動しているような龍雲がそこにいたからだ。
慌てて写真を撮った。
本当にここで龍神の祭祀が行われていたのだろうか?まるでそれを伝えたいような雲に思われた。
そろそろ戻らなければ。
ちょうどその時上から10人くらいの人が降りてきた。
やはり、あの場所で止まって、それ以上踏み込んで来る人はいない。
私たちもその人たちの後について、この神秘な滝を後にした。
・全ては絶妙のタイミングで…
もし、幣立神宮の奥まで行っていたら。この時間にここにいなかった。もう少し遅かったらもう日が陰って、私たちもみんなが立ち止まってしまうところから先に進めなかっただろう。
たぶん幣立神宮へ行くというのはきっかけであって、私たちには、この滝だったのだろうねと娘と話しながら、熊本へ向かった。
当時は、このことをブログにあげようとしたが、書こうとすると気持ちが悪くなり、どうにもならなかった。書けるタイミングまで待てということかなと思い、その日を待つことにした。
その後の話に続きます。