今年仕舞いをしよう
すべて揃っていた、十分なほど持っていたしたくさん与えてもらったと感謝する。その意味を分かりきっていなくて書くことさえもどかしくてもそう口にすることで自分に馴染んでくると思う。
もうこれっきりにしたいようなことは今年に置いていくために今頃から手放していく。そして今年見つけた宝物を並べて来年に連れていく準備に取り掛かる。
上半期は、半分自分でかけていたような重圧に押しつぶされそうな毎日だった。そんな風にとりあえずやり過ごすような日々を過ごしていたらタイミング悪く入院生活を送ることになってしまった。そしてそこは私の日常とはずいぶんかけ離れた世界が広がっていてなんだか現実味のない体験をした。上半期のハイライトはそれくらいでそれ以外の記憶がない。
下半期は感情の振れ幅が近年稀に見るほど凄まじくて思い返すと恥ずかしくて少し笑ってしまいそうになる。それでもこの数ヶ月スパンの上がり下がりを経験できたから気持ちを書き出すという習慣がついたようなもので収穫を得られたと思っている。書くことで好きだったものを思い出せた。それに私は何に喜ぶ人間なのか、これからどうしていきたいのかも見えてきた。
自分のことばかり書いてきたけど、何より恵まれていたのはどんなときも私には大切な人たちがいたこと。全然寂しがり屋じゃなくてすぐこもってしまうような私を本当の意味で一人にしないでくれた。今年の最後まで、そして来年もめいっぱい楽しませるね。
最後に、たくさんのことを与えてくれた2024年に感謝しています。
来年は少しずつでもあのとき蒔いた種が芽吹きますように。
2024.12.18