ジャズ【詩】
それでも私は病気でしょうか
こんなに軽くて
こんなに舞っているのに
でも誰も待っていられなくて
凍えるほど冷房が効いていて
ライブハウスほどの大きなスピーカーで
大型犬ほどの小さな人々が
それこそ舞っていました
可愛く舞っていました
難しくて泣いていました
とうとうあの子が7歳の目で
私のかかとにそっと触れました
美し
写し
写し
薄いし
広くて料理もラクラクでした
獏ほどの大きさの
小さな冷蔵庫に
満たんに詰めました
それはもう2日ぶりの
美味しくて
おいしくて
臼
石
懸命に見倣ってもがいても
私は少しも変わらなかった
その場でただ
粉を挽いていました
小麦臼石
味は薄いし
私はパニックが止まらなくて
ただただ舞っていました
裸足の指先が
乾燥で割れて
でも誰も待っていないかもしれない
という病気
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