着せ替えゲームで、言語化トレーニング。
今回は、私が思考することが趣味となったきっかけについてです。私の趣味はこちら。
形容詞だけの会話は危険
いきなりですが、普段皆さんは形容詞だけで会話をすることはありますか?特に親しい人との会話ではついつい砕けた言葉を使いがちですよね。
私の場合は口頭での言語化が大の苦手でして、文章で伝える方が得意なタイプになります。
例えば映画を見終わってすぐに「どうだった?」と聞かれると、脳の処理が追いつかず「良かった」「凄かった」しか言えないです。(後で文章にしてます。)
得意か不得意かは一旦置いておきます。
そんな形容詞だけで表現することの危うさに気づいた時のお話を紹介します。
自分の語彙力の無さを知る
ミラクルニキには、他ユーザーさんの投稿した作品を見ることが出来る、光のギャラリーというSNS風のコンテンツ(いいねだけ押せるXみたいなもの)があり、そこでランキング上位作品をチェックすることが私の日課になっていました。
──数年前、まだ学生の頃です。素敵な作品を見た時の私の感想がいつも
ヤバい、、
凄い!!!!
かわいい♡
かっこいい〜
…と感想が形容詞だけでレパートリーが少ないことに気付き、それと同時にその一言でだけで思考停止している自分に危機感を感じ始めました。
結果的に、現状を変えようと私がしたことは、以下の3つです。(当時は特に考えながらやっていた訳ではないです。)
単語(形容詞だけ)ではなく文章を作る
形容詞のボキャブラリーを増やす
疑問を調べ自分の言葉でまとめる
単語(形容詞だけ)ではなく文章を作る
感想を形容詞のみで終わらせてしまうと、日本語は文末が形容詞になることが多いので、特に日本人は脳が働きにくくなるのでは?と考えました。(ヤバい凄いも脳死で使えますよね…)
その対策として、
ヤバい→○○が□□なのがヤバい
かわいい→△△が××みたいでかわいい
というように、たったこれだけですが、必ず理由を考えて文章を作ることを意識しました。
形容詞のボキャブラリーを増やす
形容詞の類語を調べ、自分が心で感じたニュアンスにより近い言葉がないかを探しました。以前よりも言葉がより具体的になり、解像度が上がったように感じました。(初めは形容詞だけでしたが、今は幅広く調べたりしてます。そもそも日本語の文法は、人様に教えられるほど理解していないです…。)
疑問を調べ自分の言葉でまとめる
1と2を続けていくと、「何かこの部分が良いと思うけど何故か分からない」や「何故悲しげな作風なのに笑顔なんだろう」という疑問が生まれてきました。当然調べます。配色の効果や心理学、神話、星座etc.....様々な分野を分析しました。
しかし当時の私は調べたら終わりでした。
ネットに書いてある法則や歴史を鵜呑みにし、「これが正解なんだ」とまた思考をやめてしまったのです。
これはダメだと思い、調べたら必ずそれを踏まえて自分がどう思ったかを、自分の言葉で書くことにしました。思考し続けるにはアウトプットが必要不可欠だと知ることができ、作品に意図があっても無くても、自分が感じた感想は大切にしたいという自分の意見にも気づきました。
最後に
1で考えを深め、
2で表現の幅を広げ、
3で試行錯誤しながらアウトプットする。
それを繰り返す。
これはゲームしてるのか勉強してるのかで言ったら、勉強になると思います笑
こんな勉強の仕方があってもいいのです。
ふう、長くなりました…。作品を観ている時に気づいたことを書きましたが、作る時に気づいたこともいつか書けたらなと思っています。
以上、着せ替えゲームをしているうちに、いつの間にか言語化トレーニングをしていたというお話でした。ここまで読んで下さりありがとうございました。
それではまた次回、どこかで。