一年間お片付けして「自分に合う合わない」で気付いたこと
(この記事の所要時間:約8分)
こんまり流片付け動画を観て洋服からお片付け開始!
テレワークになってから、私は連休によく断捨離・お片付けをしています。
実は引っ越しの予定があるのですが、コロナの影響で話が延期になってしまいまして。
いつ引っ越せるかどうかわからないけど、今のうちに荷物を減らそうと思って片付けを始めました。
片付けの前に観た動画で、特に役立ったのはこちら↓
「片づけでよくやる失敗!要注意!」@【公式】こんまりちゃんねる
この動画によると、お片付けにおすすめの順番があるらしいのです。
それは以下の通り。
1 洋服
2 本
3 書類
4 小物類
5 思い出の品
要は、1番目の洋服類は「サイズが合うか合わないか」「ヨレたり色落ちしたりしてないか」「今までにどれくらい着たか」などで、手放す・手放さないの判別がつきやすいから、最初に片付けましょう、と。
一方、5番目の思い出の品は、写真など、最初からこれに手をつけてしまうと進まなくなりがちなので、お片付けがだいぶ進んだ最終段階で取り掛かりましょうということですね。
こんまり流お片づけメソッドの公式説明とは違いますが、個人的には↑このように解釈しました。
第一段階:お下がりのスーツやジャケット類を大量に捨てた
第一段階の服は、結構すんなり片付けられました。
もうサイズが合わなくて着られないリクルートスーツや、20代の頃着ていた甘いデザインのフリル付きブラウス、親戚からもらったけど着てなかった80年代デザインの肩パット入りジャケットなど。
60Lのゴミ袋3袋いっぱいのお洋服、思い切ってぜんぶ捨てました。
人からもらったお下がりのスーツやジャケット類のやたらと多いこと・・・。
クローゼットがパンパンになってた元凶でした。
片付けたらクローゼットに余裕ができ、衣替えで整理する必要がなくなりました。
今では靴下やインナー、上掛けのコート類を入れ替えるだけで、基本的にはタンスに仕舞える分の衣類で一年間着回しできています。
第二段階:モチベを上げるために買って満足していた問題集を捨てた
次に第二段階の本を片付け始めました。
私は今まで、問題集が特に捨てられなかったんです。
大学時代に受験して挫折した英検準1級のテキスト。就職活動中に使った資格試験の問題集(ほとんど手付かず)、10年前のTOEICの問題集(買っただけ)などなど。
ページにちょっとでもメモがあると捨てられなくて。
それは「ここまで勉強したんだ」という証だったり。
「挫折したけど、いつか再受験することがあるかもしれない」という期待だったり。
「再受験の時にメモが無いとわからなくなりそう」という不安だったんですね。
でも、もう思い切ってぜんぶ捨てました。
「何十年も前の問題集は役に立たない」と思ったからです。
同じ資格試験でも、数年も経てば問題の傾向は変わってしまう。
再受験の時には新しい問題集をそろえないと意味がない。そう気がつきました。
その後TOEICを再受験したのですが、その際は「紙の問題集を買わない工夫は無いか」と考えるようになりました。
電子書籍でまず探してみたり、もしくは図書館で検索してみたり。
そうしたら、意外と図書館に最新の問題集や参考書がありました。ビックリ😲
「結局、私は自分のモチベを上げるために問題集を買っていたんだな。それなら今後は図書館で借りたほうがいいな」と気づきました。
一年間お片付けして気づいたこと「自分に合わないものは手放して良いんだ」
一年ぐらいかけて、お片付けしてみて気付いたことは、「自分に合わないものは手放して良いんだ」ということでした。
どういうことかと言うと、例えば、私は人からもらったけど何となく着ていないスーツ類は、もう着ないと判断して捨てました。
私は今まで、人からのお下がりは「せっかくもらったんだから。良いものなんだろうし」と思って、着ないけど仕舞っておくことが多かったのです。
また、自分のモチベを上げるためだけに衝動買いして、結局挫折してた古い問題集も捨てました。
問題集は必ずしも買う必要がない事がわかりましたし、そもそも最新版でないと意味がないですからね。
私は今まで「これを勉強するべきじゃないか」と買ったけど挫折した問題集は、「挫折してない。これからまだ再受験することもあるだろうから」とばかりに、大事にとっておいたんです。
そういったものを全部捨ててみて、改めて思いました。
「どんなに『人からもらった良いもの』や『こうすべきだという理想』があっても、自分に合わないものは手放して良いんだ」、
「自分に合う・合わないを優先させていいんだ」と。
どんなに人からもらった良いスーツやジャケットでも、私は自分の好みに合わないものは結局着ないことがわかりましたし。
また資格試験等も、自分とタイミングが合えば勉強するし、合わなければ私は結局何もやってなかったんです。
お片付けを通じて「良いものでも自分に合わなければ意味が無いんだ」「理想があっても自分のタイミングに合わないものは無理なんだ」と気付いた結果、そういったものは手放せるようになりました。
「人から言われたアドバイスも自分に合わなければ手放そう」と思えた
さらに「それってモノだけでなく、アドバイスも同じなんじゃないか」と思い至りました。
というのも、私は今まで、人から言われたアドバイスも、無意識にまるっと飲み込んでしまい、現実とのギャップに苦しむことがたびたびあったのです。
例えば30代半ばに大学院留学から帰ってきて、留学前にお世話になった方へお礼に行ったとき。
「女に学歴なんかあっても意味がない。親御さんは実は喜んでないぞ。早く結婚しろ。結婚しないとお前の人生終わりだぞ」とその方から言われました。
当の親は「まあ〜何て失礼なことを言う酷い人だろね」と言っていたのですが、肝心の自分がこれを信じられず。
逆に「お世話になった尊敬するあの人がわざわざ言って下さったのだからきっと正しいんだ。留学して結婚してない自分は親を心配させて悲しませているのではないか」と、その後一年以上にわたってひどく苦しみました。
まるで人からもらったスーツを「せっかくもらったんだし、良いものだろうから」と着ることもなく大事に仕舞っておいたのと同じでした。
私は人からもらったアドバイスも「お世話になった尊敬する方がせっかく言って下さったのだから、良いものだろう」とばかりに大事に仕舞っておいたことに気がついたのです。
挙句にそのアドバイスがことあるごとに脳内に響いて、現実の自分とのギャップに苦しんでいるのに自分で全く気づいていませんでした。
お片付けを通じて「人からもらった良いものでも自分に合ってなければ意味が無いんだ」「理想があっても自分のタイミングに合わないものは無理なんだ」と気がついた結果、その有り難迷惑なクソアドバイスも捨てることにしました。
捨ててみると改めて「クソアドバイスですら無かったな、単なるセクハラだったな」と気付きました。今更ですが…😓
もしかして私は自分に自信がないあまり、わざわざそういうセクハラ・モラハラを言うような人を選んで尊敬してきたんでしょうかね…😑
その方にお世話になったのは事実ですし、すごい人だと今でも思ってますし、感謝しています。でも自分の人生は自分で決める。人生終わってるとか、余計なお世話です。
他人から与えられたどんなに良いアドバイスでも正しい理想像でも、自分に合わなければクソ。苦しむぐらいなら合ってないのできっぱり捨てていい。私は改めてそう感じました。
自分の指の声を聴いて、自分に合ってないものを早く手放せるようになりたい
私は皮膚むしり症という、手指の皮を剥いてしまう癖があります。
こちらの記事↓にて「皮膚むしり症もちの人は我慢強い人です」と書いています。
この記事にあるように、皮膚むしり症はストレスが原因であり、ストレスを自分一人でなんとかしようと、抱え込んだ挙句、皮膚をむしって耐えてるわけです。
だから「皮膚むしり症持ちの方は我慢強い」と言えるわけです、が。
今回お片付けを通じて、自分が我慢強いというよりも、むしろ「いかにストレスに無自覚か」が改めてわかった気がしました。
自分に合わないものでも後生大事に抱え込んで、その結果、問題が起こっていても私は無自覚なんですね。(鈍感ともいう😅)
まあストレスに無自覚で鈍感だからこそ、我慢強いんですけど…。
自分に合ってないもので苦しんでいるのには、もう少し早く気付きたいもんです。
皮膚むしり症は自分のストレスサインですよ、と別のNote↓に以前書きました。
「汚い、恥ずかしい」と思って、自分で無視してしまいがちな皮膚むしり行為ですが、私は「無意識で剥くが故に、嘘をつかないストレスバロメーター」だと思っています。
私の指がボロボロになる時は、何か自分に合ってないものをひとりで抱え込んでいるときです。
「皮膚むしりの症状=自分の指の声をちゃんと聴いて、自分に合ってないものは早く気付いて手放せるようになりたい」
今の私はそう思っています。
なかなか難しいんですけどね…😩
ここまでお読みいただきましてありがとうございました😊
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