自分を好きになるって恋愛じゃなく結婚だ 〜自分と共に生きる上で、知っておきたい”2つのあり方”〜
大好きだった数字が大嫌いになった
数秘術を活用した、3月の"オンライン振り返り会"。
参加者の一人、Kさんの言葉です。
その言葉を聞いていたわたしは、思わず笑顔になってしまって。
「ああ、よかった」って、思ったんです。
・ ・ ・
このブログを読んでいるあなたを含めて、誰だって自分のことを嫌いでいるより、好きでいたいと思います。
いやいや、それってちょっと理想的すぎない?
と思うかもしれませんが、自分の本来の魅力や特性を知り、自分との関係性を深めていけば、そんな自分との関係性は築けます。
というわけで今回はズバリ、自分との良好なパートナーシップをメインテーマに、「良好なセルフパートナーシップの築き方にも2種類の姿勢があるよ」というお話をしたいと思います。
この2種類の姿勢が理解できると、冒頭のKさんの言葉と、なぜわたしがその言葉を聞いて嬉しくなったのかも腑に落ちていくはず。
自分らしい生き方や働き方を模索している方、セルフパートナーシップに興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
恋愛的なお付き合い・結婚的なお付き合い
さっそく本題に入っていきますが、
自分との向き合い方・付き合い方に、"恋愛的な姿勢"と、"結婚的な姿勢"の2種類があるとわたしは思っています。
そして多くの人が "恋愛的な姿勢" で、日々自分と付き合っているーーセッションしたり、お仕事や恋愛、個性についての相談を受けるときに、それを強く感じます。
恋愛的なお付き合いと結婚的なお付き合いのそれぞれの違いは、こんなイメージです↓
これって丸々、パートナーシップにも当てはまることですよね。
でも、誰かとパートナーシップを築く以前に、自分との満ち足りたパートナーシップ(=セルフパートナーシップ)を築くことが大切です。
そしてこのセルフパートナーシップを築く上で、わたしがクライアントさんに大切にしてほしいと思う姿勢は、後者の結婚的な姿勢。
セッションをすると、ほぼ全員の方が「これでよかったんですね!」「これからは、自分のことを肯定できる気がします!」と、ほっとしたように言葉にしてくれます。
それは裏返すと、多くの人が「こんな自分じゃダメだ」「もっとこうならないと」といった、恋愛的な姿勢で自分のことを見ている証拠とも言えます。
でもこれは、社会生活を送っている限り、いたって普通なこと。
どれだけ自分に自信がある人でも、「ありのままの自分でオールOK!!!」と断言できる人はいません。
だからこそ、数秘セッションではその人の生まれ持った個性を数字で紐解き、そのすべてに「これ、すごいお宝ですよ!」って、花丸をつけていく。
そうすることで、
数秘というのは、セルフパートナーシップにおける "あり方のシフト" をサポートするツールなんです。
小難しい言葉を出すと "統合" と言えますが、要はクライアントさんの中の結婚を促す、仲人みたいなものなんですね。笑
とはいえ、結婚って簡単じゃない
さて、ちょっと話が横道に逸れましたが、このブログを読んでくれている人なら、分かってると思います。
結婚的な姿勢が大事だということ、そして、それが楽しいことばかりじゃないってこと。
離婚の危機もあれば、家庭内別居(自分内別居?笑)だってします。
「なにがあっても、どんな自分であっても、好きだ」って言えるまでに、たくさんの葛藤や試行錯誤があります。
きれいなところだけじゃない、人に見せたくないくらいどうしようもないところもある。
聞き分けのいい自分だけじゃない、ドン引くほど頑固な自分もいる。
でもそんな自分に直面する度に、"片面だけの全体" なんて、"部分だけのありのまま" なんてないんだって知って、その事実を受け止める努力をする。
受け止めることが難しい自分がいることも、OKを出す。事実として受け止める。
自分の中の陰陽の統合、自分自身との結婚。
それは、自分を尊重し、慈しみ、愛すること。
それは、以下の問いにYESと言うこと。
どんなに小さな声でもいい。
震えてても、みっともなくてもいい。
こんな誓い、知るかー!!!って、ちゃぶ台ひっくり返す時があってもいい。
それがどんな形であっても、この言葉に初めてYESを言うとき、自分を好きになる、自分らしく生きる人生が、新たに始まっていくんです。
焦らせる声は、音声オフで
これは、かつてのわたしの脳内のセリフです。笑
わたしが思う、セルフパートナーシップを妨害する大きな要因。
それが、"前提のズレ" と "焦り" です。
ここでいう "前提のズレ" というのは、"関係構築のプロセスがどんなものか" の理解のズレです。
この気持ちは、よく分かります。
わたし自身、この思考とずっと付き合ってきたから。
「どんだけ時間がかかんの?」っていうセリフが表しているように、「このくらい取り組めば見通しつくでしょ」って想定があったんです。
「ある程度したら楽になるんだろう」「変化していくだろう」っていう想定が焦りを生んで、その焦りが鋭い刃のようなジャッジとして自分自身に向けられていきました。
変化が上り階段であることは、それなりに覚悟していたんです。
ただその階段が、直線じゃなく螺旋階段だってことを、分かっていなかった。
「焦らないで」とは言いません。
ただ、これだけは言います。
セルフパートナーシップを育てていくプロセスには、時間がかかります。
あなたが想像しているより、おそらく何倍もの時間がかかります。
でもそれは、あなたが遅いんじゃない。
子育てに時間がかかるのと同じで、"そもそもそういうもの" なんです。
こうした声は、あなたの声ではありません。
うるさいようなら、ミュートにしちゃっていいんです。
そして、こう言ってやってください。
あなたとあなたのパートナーシップ。
育んでいくための時間を死守することも、あなたの役目。
大切に、丁寧に、時間をかけて、育ててください。
そういうわたしも、すっごく時間をかけてきました。呆れるくらいに。
でも、時間をかけるだけの価値がある、尊いことです。
自分と生きることを、自分で生きることを、なによりの楽しみとして、わたしたちは生まれてきたはずだから。
そして、自分と生きられる、自分で生きられることの幸せは、精神的・物質的な充足感や、人との関係性も含めた、あらゆる幸せの土台なんだから。
最後に
冒頭の、自分の数字が嫌いになったと言ったKさん。
「大好きだった数字が大嫌いになった。」
そう言った後に、こう続けました。
良いところだけにフォーカスを当てていた恋愛から、「こんなの嫌い!なんでこんな数字なの?」っていう葛藤を経て、「でもこれが自分の大事な部分なんだ」って受け入れられた。
Kさんの中で、自分自身との関係性が新たなステージへ進んだんですね。
なんだか新婚生活が始まったようで、わたしも嬉しかったです。
全部の自分と出会って、ケンカして、向き合って、最後には認めて。
どんな自分にも、居場所をあげる。
全部の自分で生きていく。
「ありがとう、これからもよろしくね。」
それでは今回は、セルフパートナーシップをテーマに2種類のお付き合いの姿勢について綴ってみました。
必要な方に、必要なタイミングで届きますように・・・♡
最後まで読んでくださってありがとうございました!
みっこ
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