イマジキ(ミジカクカク#78)

少し待つ時間
居合わせた年上の方と他愛ない会話をする。
週に何度か居合わせるので顔見知りだ。

教養の違いか経験の違いか
はたまた、育ってきた環境が違うからか
その方の発する言葉に勝手にちょっと惚れ惚れすることがある。

そんなことを言っていつもは忘れてしまうが、今回は彼女の発した「今時期(いまじき)」がヒットしたままだ。
「今時期は一番難しいね｣ 体調管理の話だ。
「イマジキ」初めて聞くわけでは無いけどあまり聞かない。それだけでも、おっ、となるのに、イントネーションと感情込みでベストな「イマジキ」がきた。

たぶんわたしの目はキラン☆としただろう。
ハッシュタグ イマソラ があるのなら
ハッシュタグ イマジキ をつけてもいいのでは
と思うほどに映えていた。

「今しがたもちょっと動いたら
かき氷食べたいなぁなんて思ったもんねぇ｣
頭の中でハッシュタグをつけているので、ありがちな相槌になりながら
「イマシガタ」を入れ込んできたテクニックにまた惚れ惚れする。

わたしも「今〇〇」を言いたい。
少し大げさに相槌をしながら「今〇〇」を探す。
そうしてるうちに、待ち時間は終わってしまった。

まだまだ まだまだ 引き出しが浅いです。

◆◆◆◆◆◆
ミジカクカク は 短く書く です。

長々とつれづれなるままに書きがちなわたしですが、
ミジカクカク を意識したらどうなるのか
という興味本位で練習を始めました。

友人限定公開の場で書いたものに題名をつけ、こちらに載せています。

スマホの画面をシュッとしなくても読めるくらいのサイズイメージで書いています。
◆◆◆◆◆◆